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2021.07.03 Saturday
気がつけば7月
気がつけば7月。
今年ももう半分終わってしまった。 飛ぶように過ぎていく、という表現があるがまさにそれを実感する。 若い頃はいろいろとやることがあるし、曲がりなりにも成長していくから、相対的に時間はゆっくりだ。 小学校の6年間など、今の感覚でいうと3倍くらいあった。 あの頃の教室の様子や、先生のことを覚えている。 昨日会った学生のことも忘れるのに、なんでそんな昔のことを覚えているのだろう…。 人生の終盤はあまり変化がなく、時間が早く過ぎていく。 変化がないと、ゆっくり過ぎるのかと思っていたが、間違いだった。 前にもイベントとか、人生の時間とか、書いているが、本当に終わりに近くなるほど早くなるのだ。 ぼくはまだ仕事をしているから、マシだろう。 仕事をやめてしまうと、輪をかけて早くなるのだと思う。 今でも相当早く時間が経つのに、これ以上早くなったらどうしようかと思う。 本棚にたくさんの未読の本が置いてあるので、それを読むのが一つ。 ギターの練習をするのも一つ。 ギター教室はその時でもできるのだろうか…。 スーパーや道端でよくブツブツ言っている高齢者を見るが、ああいう風にだけはなりたくない。 でも、本当に暇になってすることがなくなったら、なってしまいそうな気もする。 若い頃はどう生きるかべきかなどと漠然と考えたものだった。 そんなに大層なものでないが、歳を取るとだんだんどうでもよくなってくる。 残りが少ないから、まあなるようになると思ってしまう。 そういう気持ちになることがリアルに歳を取る、ということなのだろう。 やっぱり人間は若いほうがいい。 でも、そういうことは歳を取らないとわからない。 これが人生の皮肉というものだろうなあ。 |
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