考えたこと2

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追悼 立花隆
立花隆が4月30日に亡くなった。
後半生は科学ジャーナリストという感じだったが、ぼくには若い頃の著作の影響が大きかった。
若い頃に「田中角栄研究」、「日本共産党の研究」を書いた。
これらは食うためにやった仕事だろう。

でも、入念な取材、調査をやって書いていて、その方法論を書いた本もあったはず。
どちらかというと、日本共産党の研究が印象に残っている。
彼の執拗な調査、取材によって、この本ができたのは立派。

「農協」という本もあった。
この本を読んで、日本の農家に対して農協がやってきたことがわかった。

その後、彼が科学に傾倒して書いた「宇宙からの帰還」「臨死体験」「精神と物質」なども読んだ。
「宇宙からの帰還」はアポロ宇宙船のクルーにインタビューしていたはず。
宇宙に行くと、宗教心が強くなるということだった。
なるほどと感心した。

「臨死体験」は文字通り死にそうになって、帰ってきた人へのインタビュー。
死の瞬間の体験が語られていたはず。
「精神と物質」はノーベル賞を受賞した利根川進と共著。
利根川の研究をわかりやすく解説していたと思う。

それ以外にも知的生産の方法について書いた「「知」のソフトウェア」とか、彼の読書遍歴を書いている「ぼくはこんな本を読んできた」、時事問題の解説をしている「同時代を撃つ」シリーズなどが、ぼくの本棚に並んでいる。

彼はネコ好きで、自分のビルにネコビルという名前をつけていた。
壁面にネコの絵が描いてあるらしい。

また一人、偉大なジャーナリストが亡くなった。
政治がらみの本で世に出た人。
どちらが後世まで残るかというと、きっと政治の方だと思う。

80年の彼の生涯を考えると、圧倒的に科学ジャーナリストだが…。

合掌。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:18 | comments(0) | trackbacks(0) |

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