考えたこと2

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精神病大国
精神疾患によって医療機関にかかっている患者数は日本で400万人以上。
その中で、精神病床への入院患者数は約28万人。
日本の精神病床は約34万床あって、なんと世界の1/5を占める。
当然、人口あたりの精神病床数は世界一。
需要があるから、病床があるのだろう。

文字通り、今の日本は病んでいる。
コロナの対応を見るにつけ、本当に病んでいるのではないかと真剣に思う。

神戸市の神出病院という精神病院で看護師などによる患者の虐待事件があり、問題になっている。
こんなひどい精神病院があることも、それが神戸で起こったことも知らなかった。
問題になっても、院長らが開き直り、改善されていない様子だとも記事では書いており、ほんまかいなと思う。

実際に裁判が起こされ、6人が処罰されているくらいだから、虐待は本当だ。
しかし、一方で行き場がない患者がいることも事実なのだろう。
だから、開き直っても営業できているのだと思う。

80年代に豊かになって、90年代末にバブルが崩壊し、2000年代からは長期低成長。
経済が回らなくなると、国が病む。
単に経済が回らなくなったというだけではなく、他にも何か要因があるはず。

日本は失業率と自殺の相関は大変高い国。
どこでもそうではない。
イタリアなど本当に長期停滞で、失業率は高いが、自殺との相関はない。

イタリア国民が楽観的というわけでもないだろう。
宗教はあるかもしれないが…。
日本は終身雇用でやってきたから、仕事がなくなると途中から参入しにくいという障壁はある。
だから悲観して自殺するというパターンになる。

しかし、今回の問題は精神病であり、自殺ではない。

厚労省の資料で、入院者の傾向を見ると、最も多い統合失調症は、平成14年から平成29年の間に約5万人減少して、15.1万人。
実際、30万人を超えていた入院者数は28万人に減っているのだ。
明確に増えている疾病はなく、ちょっとずつ変化があるという感じだ。
以前はもっとひどい状況だったが、ちょっとはマシになっている、ということだろうか。

しかし、今の日本にはなんとも言えない閉塞感がある。
ぼくだけが感じているのだろうか。

精神病大国というのも、もっともだと思ってしまう。





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