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2021.05.23 Sunday
ホンダのロケット
ホンダが小型ロケットに参入するというニュースがあった。
2020年後半に打ち上げのテストをやる予定らしい。 ホンダはアメリカの小型ジェット機も好調だと聞く。 一方で屋台骨を支えるはずだった自動車は低収益。 NBoxがいくら軽にしては高いといっても、収益は小さいのだろう。 どう立て直していくのかと思う。 ロケットはベンチャー企業がたくさん参入しているが、ほぼ小型ロケットの領域。 海外も含めて競争相手は多い。 しかし、ベンチャーとホンダではだいぶネームバリューが違う。 やっぱり「ホンダ」というブランドなら信頼できると思える。 日本の製造業が優位なものは、部品点数が多く、すり合わせが必要なものだ。 そういう製品なら、まだ日本式の体制が役に立つ。 長期の信頼関係を結んでやる、というやり方。 その頂点が自動車産業。 そこが小型ロケットというのはリーズナブルだと思う。 人が乗らないロケットというのは、どれくらいの部品点数かというと、H2Aロケットで100万点という部品数だから、自動車の3万点に比べると30倍もある。 裾野の部品産業がどうなっているか難しいが、日本の得意とする分野といってもいいだろう。 全部を自社で作るわけではないだろうから、ホンダの系列の会社も参入するかもしれない。 そうやって、系列の会社を救うという面もあるのではないか。 と思っていたら、ホンダが2050年にエンジンをやめてFCVとEVにする、ということらしい。 エンジンのホンダだったが、カーボンニュートラルの流れには勝てないのか。 国内の4輪生産を高級化したいということなのか…。 いずれにせよ、ホンダが宇宙ビジネス。 これはいいかもしれない。 本田宗一郎も喜んでいるような気がする。 |
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