考えたこと2

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昭和の女流作家
佐藤愛子が90歳を過ぎて、「九十歳。何がめでたい」という本を書いて売れた。
新聞によると、今年一番売れた本だという。
今度は曽野綾子が、夫の三浦朱門を亡くして「夫の後始末」という本を書いた。

ぼくは、この2人に田辺聖子を加えて、3人の女流作家の本を若い頃たくさん読んだ。

もう3人とも高齢になって、そんなに書けない。

曽野綾子は夫の後始末を済ませ、今は雑誌の連載を減らしていく予定だという。
そういう年になった。

最初に読んだのは、田辺聖子。
実家で文庫本を1冊借りて帰った。
それがやたら面白かったので、本屋で文庫を買いだした。
当時買えるものはほとんど買ったと思う。
本棚を見ると、80冊ほどあった。
2006年につれあいであったカモカのおっちゃんを見送り、「残花亭日暦」という本を出している。
この人の小説に出てくる、人間関係の箴言には含蓄がある。
そういうのをアフォリズム、ということを学んだのもこの人からだった。
最近は源氏物語や枕草子などの古典の現代語訳が多くなった。

次は佐藤愛子だった。
当時雑誌にエッセイを連載していて、それを順番に買った。
小説を読んだ記憶がない。
ひょっとしたら、数冊は読んだかもしれない。
本棚には30冊ほど。並んでいる。

最後に読んだのは曽野綾子。
こちらもキリスト教関係のエッセイや生き方を書いたものだった。
この人のエッセイは勉強になった。
この人の本はまとめて置いてないので、何冊あるかわからない。

主に30代から40代のころ、よく読んだと思う。
3人共考え方がはっきりしていて、読んでいて小気味がいい。
昭和を代表する女流作家だ。(女流作家という言葉も死語になった)

これらの作家たちと、リアルタイムで生きられたのはラッキーだった。
女性は男性よりもリアリストだ。
建前にこだわらず、本音を語る。
だから、より生活に密着したことを書ける。

みんな、80歳をはるかに超えて、まだ現役。
まだまだ元気でいてほしいと思う。



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