考えたこと2

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大学教授は教育者
日本職業分類では学校教員は専門的・技術的職業従事者になる。
大学の先生でも同じことだ。

また、職業分類には研究者という分類もあって、これは定義によると「自然科学、人文・社会科学の分野の基礎的又は応用的な学問上・技術上の問題を解明するため、新たな理論・学説の発見又は技術上の革新を目標とする専門的・科学的な仕事に従事するもの」とある。
したがって、「研究大学」の位置付けを持っている大学で働く教員がそれに当たるのだと思う。

文科省は2年ほど前から、研究大学強化促進事業をやっていて、その対象は22大学だから、780校ほどある大学で、ほんの一部が研究大学であり、それ以外の大学の教員は本当なら学校教員、という扱いになる。
ただこれはあくまでも個人的な意見。おそらく文句がつくだろう。
大学教員は、ほとんどみんな自分は研究者だと思っている。

22校だけ、というのは極端な意見としても、780校のうち、半分以上は研究大学というよりも職業人養成大学である、というのは事実だろう。
科研費の分析を見ても、限りなくゼロに近いところにある大学群は実質的には職業大学と言ってもいいと思う。

したがって、10万人以上いる大学の教授・准教授のうち、5万人ほどは研究者というより先生だ。
軸足を教育におかないといけない。
そういうことを文科省はもっとはっきり言わないといけない。

おそらくアンケートを取ったら、自分は研究者だが、仕方なく教育をやっているというような気持ちの人が9割くらいになるのだと思う。
そこにおおきなギャップがある。

だから、文科省は新しく専門職大学というのを作り、既存の大学を転換するべく誘導するのかと思っていたら、そうではなく専門学校を専門職大学にして、天下り先を増やそうとしているように見える。
それでは学生や親の要望との乖離が広がるだけだ。

教育界のことは教育界にいない人が意見を出して、変えていかないといけない。
特に下位の大学に関してはそう思う。

そうしないと、いつまでたっても大学はよくならない。
ミスマッチを増やすだけだ。
だれも、学問をしようと思って入学するわけではない。
仕事に就きたいと思って入る人がほとんどだ。

そこをもっとちゃんとやらないと…。

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