考えたこと2

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ボルボ・カーの決断
6日の日経によると、スウェーデンのボルボ・カーが2019年以降に全てのクルマをハイブリッドを含む電動車にする、と発表したとのこと。
いよいよモーターの時代が来た。

最高経営責任者が「内燃機関の時代の終わり」という言葉を使った。
これは比較的小さい会社だから、言えることだ。
ドイツやアメリカ、日本のメーカーもそうは思っているが、言えない。
傘下に部品メーカーを抱えているからだ。

記事の最後に、ドイツなどの大きなメーカーは「EVへの移行はエンジンや変速機をつくる工場の雇用問題に直結するため、急激な移行は難しい。」と書いてある。
日本のメーカーには遠慮したのだろう。
まさに、その通りだ。

このボルボ・カーは中国の会社が親会社。
中国は「NEV規制」というのを導入しようとしている。
要は電気自動車を増やそうということだ。
こうなると、従来のガソリンエンジンで動く自動車を作っていない会社が強い。
政策的に、電動車でイニシアチブを取ろうという作戦なんだろう。
大きな市場を持っていて、自国の産業がまだ成熟していない中国にとっては渡りに船のやり方。

日本はトヨタ、ホンダがハイブリッド車が売れたために、ちょっと遅れている。
でも、電動車で先行している日産でも、「内燃機関の時代は終わった」などとは言えない。
まだまだ主力は内燃機関だし、一朝一夕にモーターにはできない。
まさに雇用の問題が一番の悩みだろう。

100年に一度の大変革というが、まさにそういう感じだ。
中国が電気自動車の先進国になって、世界に輸出し始めるという可能性もある。

7日にはフランスのマクロン新党の閣僚が、2040年にガソリンやディーゼルのクルマの販売を終了すると発表した。
野党は反発しているし、バッテリーのインフラやリサイクルの問題、発電の問題が解決されなければならないという事も言われていたが…。
いずれにせよ、どんどん電気自動車の方向にいくということだ。

日本のメーカーはどうしていくのか。
今頃この発表を聞いて、困っているだろうなあ。




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