考えたこと2

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マイクロ水車
NTNというとベアリングの会社。
自動車の売上が大きいと思う。
いろんな回転パーツがあって、回転によるエネルギーロスを低減するためにベアリングが多用されている。
でも、いろんな国でベアリングが作られるようになって、ベアリングだけでは今後の発展が苦しいと思ったのだろう。
また自動車の部品産業は全てそうだが、新車が電気自動車化したときに、パーツが減るので自動車以外の経営の柱を立てようとしている。

ベアリングを使った、新製品でNTNが考えたのが水力発電機。
それも小さなものだ。
用水路に付けて発電できる。
マイクロ水車、という名称。

確かに水で回転するエネルギーのロスを小さくしようとすると、ベアリングの役割は大きい。
90センチほどのプロペラを水の中に入れて回転させる。
シミュレーションをして、プロペラ水車で生じる水流のよどみを小さくしたらしい。
これによって、流速2m/秒で1kWの発電ができるとのこと。

今までの水力発電では、水に段差をつけてその勢いでタービンを回していた。
今回のマイクロ水車は段差が必要なく、今ある用水路などに設置ができる。
おまけにバッテリーが発達し、電気を貯めることが出来るようになってきたのが大きい。
これによって、昼間の発電分は貯めておき、夜間の該当や害獣防止柵などに使うという用途を考えている。

国内には40万kmの用水路があるらしい。
こういう小規模発電が増えると、意外と二酸化炭素削減に効くかもしれない。

これから自動車部品メーカーは、いろいろと他業種に参入しないといけない。
電気自動車で部品が減るからだ。

部品づくりで培った技術力で、頑張ってほしいと思う。


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