![]() |
2011.06.23 Thursday
妥協 その3
妥協という言葉、いつの間にか好きな言葉のひとつになっている。
今日書こうと思って昔のを調べると、妥協が2つも出てきた。 覚えていたら、2回目にはその2とつけたのだが…、今回はその3になる。 妥協をするというのは、最も人間らしい高度な判断だと思う。 ただただ譲るのではない。 妥協というのは、ここまでは譲る、でもここまでだ、という判断。 また、違った方向から光を当てて、枠組みを変えるということもある。 妥協をするためには、何らかの考えかたの転換が必要だ。 人は思い通りにならない。 それは当たり前のこと。 その思い通りにならない人が、また色々なしがらみを持って交渉している。 それに対して、うまく自分の土俵で勝負しようというのが、妥協というもの。 たまには相手の土俵に乗ってみなければいけなかったりする。 枠組みを変えるというのは、そういうふうに膠着したときのワザ。 しかし、妥協ができるときというのは、双方が努力したときだ。 片方だけでは無理。 もしも片方が努力を放棄して、自分の主張に固執するなら、それをやめさせることが第一。 しかし、それなりの努力をしてもダメなら、あきらめるしかない。 あえて決裂するのも必要だろう。 しかし、たいがいの場合、双方が努力して妥協が成立するのが大人の世界。 それが、どうしてもできないというのが、子供の世界。 今の政治は子どもの世界だろう。 |
![]() |