考えたこと2

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タイピングのしすぎ
数年前から指が痛かった。
以前は人差し指と中指の第二関節あたりが痛かったのだが、ここ1年ほどはそれが第一関節にうつって、時々激痛が走る。

ギターが原因かと思っていたが、そうではないようだ。
タイピングが原因だと気がついた。

なるほど、第一関節にうつった原因は、パソコンの買い換えだったと思う。
VAIOを買ったのだが、無線LANのキーボードとマウスが付いていて、自分の気に入ったキーボードに変えようとしたが、それが仕様が違っていて、つかなかったのだ。
仕方なくオリジナルのキーボードを使い出したのと、第一関節に痛みがうつった事の時期がだいたい合う。
気がついたら、右手の人差指が第一関節から中指の方向に反っている。
気をつけて、時々手を休め、手をにぎる方向に力を入れてやると、ちょっとマシなような気がする。

左手よりも右手が痛いのは、マウスに持ち替えるからだと思う。
右手をマウスに持ち替えて、ぼくはスクロールホイールと左ボタンを両方人差し指で操作していた。
これがきっと負担になったのだろう。
それで、マウスも変えた。
以前使っていた大きめのものだ。
ぼくは手が小さいから、小さめのマウスが好きなのだが、小さいと指が3本使えないので、大きくした。これは効果があるような気がする。

そして、パームレストの高さを変えた。
高いものにして、常に指が下を向くようにしている。
それがいいことか、悪いことかはわからない。

一番痛いのが、気がつかないうちにずっと指が伸びた状態になっていて、それを曲げた時だ。
ピッという音が体内で聞こえる。
そして激痛が走る。
ここ数日でひどくなった。

どこかいい医者を探さないといけない。
タイピングが原因だったり、マウスの操作が原因だったりして手首や指が痛くなる人はだいぶ増えているようだ。
たしかに職業的にパソコンを操作していると、そういう病気もあるだろう。
だから、整形外科によっては、「手の外科」を標榜しているところもある。

そういえば、エルゴノミクスキーボードというのがある。
真ん中が盛り上がったものがあったり、両手の分が離れているものなど、いろいろ出ていた。
でも、何となくそれを使うほどでもないような気がする。
どうも格好が悪いのだ。

とにかく、いい医者に行くのが先。
どうなることか。




| | 考えたこと | 23:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
コンピューターと人間
音楽業界の記事があり、読んでいるとアルバムの制作費の話が出てきた。

20数年前はアルバムの制作費は2000万円程度だったらしい。
しかし、今は中堅のアーティストで250〜300万、トップクラスでも800〜1000万円程度だという。

CDの売上が落ちたから仕方ないということもある。
しかし、実際に音楽を作るのに手間がかからなくなったのも事実。
コンピューターが音楽を作るのに関わるようになった。

音の高さ、強さ、長さをコンピューターに入れることで、作曲することができる。
その上、たいがいの楽器は、音の波形があるので、どんな音色でも使うことができる。
もちろんシンセサイザーで合成することもできる。
ナマの音が欲しければ、個別に呼んで来て、弾いてもらえばいい。
一人ずつでも、一度にバンドでやってもそれは構わない。
昔はテープだったが、今はコンピューターに録音する。
後からいくらでも加工できる。
ホールにいるような残響をつけたり、音程を変えたりすることもできる。

だから、制作費は安くなった。
極論すれば、楽器を弾ける人が一人もいなくても、ある程度のクオリティの音楽は作れる。
ぼくのギターの先生も、仕事が減る一方だと言っていた。
カラオケの普及も大きいと言っていたなあ。

だから、最近はスタジオミュージシャンというのは食えない。
よほどうまくないと、コンピューターに負けてしまう。

一方、コンピューターの方は、どんどん人間らしさをつけていく。
わざとピッチをずらしたり、タイミングを遅らせたり、早めたりして人間らしさを出す。
そんな状態もあって、制作費が安くなったのだろう。

コンピューターの進歩が制作費を安く上げることに寄与した、ということになる。

これと同じことが産業界でも起こっている。

コンピューターの導入で、人件費を安く上げることに寄与するのだ。

簡単な計算、複雑な処理でも、繰り返してやるものなどにはめっぽう強い。
人ではとても太刀打ち出来ない。
経理部などは本当に人が減った。
工場でも、センサーという眼や耳の代わりになるものを導入して、検査などの仕事はコンピューターがやったりする。
そんなふうにして、人間のやることが取って代わられる。

最後までコンピューターにならないのは、作詞・作曲・編曲かな。
企業でいえば、企画・立案のところだろう。

そういうところでしか、人間は能力が発揮できなくなっている。

難しい世の中になってきたものだ。


| | 考えたこと | 00:12 | comments(0) | trackbacks(0) |