考えたこと2

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読書感想文
早いものでもう今年も半分が終わった。

毎度毎度書いているが、時間が経つのがどんどん早くなっている。
今月末はもう夏休みだ。

小学校の頃は、だいたい7月20日が夏休みの始まりで楽しみだった。
休みの始まりは、何となく寂しい気分にもなる。
明日から来なくていい代わりに、友だちにも会えない。
みんな通知簿(正式には通知表というらしい)をもらって、一喜一憂する。
夏休みのドリルとか絵日記とか宿題の説明を聞き、先生に挨拶をして帰る。
これが夏休みのはじまりだったような気がする。

やっかいだったのはお天気。
日記帳に毎日つけないといけないのだが、ついつい忘れる。
今ならWebでいつの天気がどうなっているか、いくらでも調べられるが、当時は毎日つけておくしかなかったと思う。

もっとやっかいだったのは、読書感想文。
あの読書感想文というのは、書きにくい。
本のあらすじを書いて、そして、感想を書くという手順でやっていた。
だいたい、100ページ以上もある本を原稿用紙2枚くらいであらすじを紹介して、なおかつ感想も伝えるというのは難しい。

よく考えたら、読書感想文の書き方を習った覚えがない。
感想を書けばいい、ということだが、感想だけ書いたらすぐに終わってしまう。
面白かったとか、難しかったとか、楽しかったとか…、そういうのが普通の感想だ。
でも、この場合はどこが面白かったのか、どこが難しかったのか、どこが楽しかったのかというように、一段深いところが求められる。
そういうふうに読むためには、そういうことを考えながら読まないといけない。
要は、自分と本の主人公を重ねあわせたり、出来事を比べたりしないと書けない。
これがけっこう難しい。
それよりも、実際に経験したことを書くほうが簡単だ。
どこかに行ったり、何かをしたりしたことだ。
これなら本を読むという段階を飛ばせる。

読書感想文というのは、本を批判的に読むということと、自分の考えを書くという2つのハードルを超えないといけない。
だから、みんな作文が不得意になるのではないか。

小学校の時から、ずっと読書感想文は宿題だった。

それをやめて、もっと簡単なものにしたらどうかと思う。

本を読むのは大事だが、それに感想文をつけると、却って本を読むのが億劫になるのではないか。

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