考えたこと2

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中1ギャップ
小中9年間一貫教育の案が出されているらしい。

メインの理由は、中学校に馴染めず、不登校が増えるということに対応するとのこと。
ふーん、と思う。

ぼくは近所の小学校から隣の中学校に行った。
どちらも神戸市立だった。
中学校の校区は第一、第二、第三の小学校をカバーするものだったので、3つの小学校から上がったのだ。
だから、まあいえば1/3は知った顔だった。
だいたい、小学校と中学校の関係はそういうふうになっているのではないか。
小学校が学年4クラスだったので、中学校は3つの小学校を合わせて11クラスだった。

だいたい、公立の小学校で公立中学に行く生徒は場所が近くにあるし、友だちも一緒に行くのではないのかなあ。
調べてみると凸凹はあるが、だいたい中学校の数は小学校の半分くらいだ。
だから、小学校2校に1校という感じなのだろう。
ぼくが中学校に上がった昭和44年はちょっと倍率が大きかったので、3:1になったのかもしれない。

ぼくの中では中学校はなぞの期間だ。
あまり覚えていない。
発達上、ややこしい時期だったんだろうと思う。
さすがに担任の先生は覚えているが、クラスにどんな人がいたかなど細かいことは忘れた。
別に忘れようとしたわけでもないのだが、忘れた。

でも、小学校の先生と中学校の先生はだいぶ違うと思う。
これを兼用するのはシンドイような気がする。

たしか、小学校までが児童で、中学校からは生徒と呼ぶのではなかったか。
13歳から15歳の時期。
別に6・3・3がベストだとは言わない。
でも、12歳から13歳の時期はなんか違うかったような気がする。
人によって違うんだろうが…。

中学校に入って、どうだったか、それも忘れた。
大人とも子供ともつかない、中途半端な時期が13歳〜15歳のような気がする。
記憶に霞がかかって、はっきりしない時期だ。

さすがに高校に入ると、ちょっと大人という感じだった。

だから、6・3・3を見なおして、9・3にする、というのは何となく違和感がある。
小学校の延長にしてしまっていいのだろうか。
たしかに中学に馴染めないという状況は緩和されるだろうが…。

それより、義務教育の教員養成の方式を変えるほうがよっぽど大事だと思う。

今でも、小学校や中学校の採用試験に通らず、臨時教員になって1年目で担任を持ったり、実際に教壇に立ってメインで教えたりしている。
地域によるんだろうが、そんないい加減なことをやっていていいんだろうか。

実際、採用試験など意味がない状態になっている。

教育委員会の改革もどうなったのか、中途半端だし…。

でも、本当に大事なのはシステムの問題ではなく、「教育をする人」の問題だと思う。

何を変えるか、というより、誰を変えるか、という問題だ。

そこに踏み込まないと、何も変わらないと思う。




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