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2014.07.06 Sunday
中1ギャップ
小中9年間一貫教育の案が出されているらしい。
メインの理由は、中学校に馴染めず、不登校が増えるということに対応するとのこと。 ふーん、と思う。 ぼくは近所の小学校から隣の中学校に行った。 どちらも神戸市立だった。 中学校の校区は第一、第二、第三の小学校をカバーするものだったので、3つの小学校から上がったのだ。 だから、まあいえば1/3は知った顔だった。 だいたい、小学校と中学校の関係はそういうふうになっているのではないか。 小学校が学年4クラスだったので、中学校は3つの小学校を合わせて11クラスだった。 だいたい、公立の小学校で公立中学に行く生徒は場所が近くにあるし、友だちも一緒に行くのではないのかなあ。 調べてみると凸凹はあるが、だいたい中学校の数は小学校の半分くらいだ。 だから、小学校2校に1校という感じなのだろう。 ぼくが中学校に上がった昭和44年はちょっと倍率が大きかったので、3:1になったのかもしれない。 ぼくの中では中学校はなぞの期間だ。 あまり覚えていない。 発達上、ややこしい時期だったんだろうと思う。 さすがに担任の先生は覚えているが、クラスにどんな人がいたかなど細かいことは忘れた。 別に忘れようとしたわけでもないのだが、忘れた。 でも、小学校の先生と中学校の先生はだいぶ違うと思う。 これを兼用するのはシンドイような気がする。 たしか、小学校までが児童で、中学校からは生徒と呼ぶのではなかったか。 13歳から15歳の時期。 別に6・3・3がベストだとは言わない。 でも、12歳から13歳の時期はなんか違うかったような気がする。 人によって違うんだろうが…。 中学校に入って、どうだったか、それも忘れた。 大人とも子供ともつかない、中途半端な時期が13歳〜15歳のような気がする。 記憶に霞がかかって、はっきりしない時期だ。 さすがに高校に入ると、ちょっと大人という感じだった。 だから、6・3・3を見なおして、9・3にする、というのは何となく違和感がある。 小学校の延長にしてしまっていいのだろうか。 たしかに中学に馴染めないという状況は緩和されるだろうが…。 それより、義務教育の教員養成の方式を変えるほうがよっぽど大事だと思う。 今でも、小学校や中学校の採用試験に通らず、臨時教員になって1年目で担任を持ったり、実際に教壇に立ってメインで教えたりしている。 地域によるんだろうが、そんないい加減なことをやっていていいんだろうか。 実際、採用試験など意味がない状態になっている。 教育委員会の改革もどうなったのか、中途半端だし…。 でも、本当に大事なのはシステムの問題ではなく、「教育をする人」の問題だと思う。 何を変えるか、というより、誰を変えるか、という問題だ。 そこに踏み込まないと、何も変わらないと思う。 |
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