考えたこと2

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もみない むつこい
昔から気になっていた言葉を聞いた。
どちらも味を表す言葉だ。

一つは「もみない」。
これは「(味が)うまくない」という意味。
「うまみない」が「うもみない」になって、「もみない」になったのかもしれない。

そもそも、「まずい」というのは、関東の言葉。
近畿地方では「もみない」と言っていた(らしい)。
ぼくは小さい頃に聞いたような気がするが、実際ほとんど覚えていないし、使ったこともない。

でも、「まずい」と「もみない」の音の響きからは、「もみない」の方が関西弁らしい。

もう一つ、「むつこい」は「(味が)脂っこい」という意味。
これは、四国・中国地方の方言。
こちらは現役で使われている言葉。

どちらも、漫才師の中田ボタンが使っていた。
漫才の相の手に「もみないねー」とか「むつこいねー」という。
おそらく味に関係した言葉だとわかったが、そこから先はWebで調べた。

中田ボタンは香川の出身だったから、「むつこい」を使っているのだろう。

どうして、味を表す方言が標準語に駆逐されてしまったのだろうか。
今さら、「まずい」の代わりに関西弁では「もみない」という言葉を使おう、という運動は起こせないだろう。

「むつこい」という言葉も、中四国では現役で使われているらしいが、味のある言葉だと思う。
響きがいい。

こういう言葉を使いたい。


| | 考えたこと | 23:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
血液型と性格
日本では長らく血液型と性格は関係あると思われてきた。

正式な調査結果は見た覚えはないが、本屋に行けば血液型の本はたくさん出ていて、もっともらしいことが書いてある。
まあ、一つの都市伝説みたいなものだ。
でも、ぼくはO型なので、何となくO型の性格を信じてきた。

楽観的であるとか、頼まれると断れないとか、ロマンチストであるとか、あまり深く考えすに行動するとか、自分勝手な行動をとるとか、細かいところに気がつかないとか…。

しかし、読売新聞によると「血液型と性格の関連性に科学的根拠はないとする統計学的な解析結果を、九州大の縄田健悟講師(社会心理学)が発表した。」とのこと。

以前から、会社に来たアメリカやヨーロッパの人に血液型の話をすると、「何それ?」というリアクションだった。
血液型は性格と関係があるというと、たいがい、そんなアホなことないやろ、という顔をした。
欧米では血液型と性格が関係あるという発想自体がないらしい。

記事によると、「特定の血液型の人格が否定的にとらえられる例があり、問題視されている。厚生労働省によると、採用面接などで血液型を尋ねられるケースは後を絶たず、同省は「血液型は職務能力や適性とは全く関係ない」として、血液型を質問しないよう企業に求めている。」とのこと。

そこまで信じている会社もあるのか、とビックリする。
あくまで、茶飲み話の情報だと思っていたが…。

実験の仕事をしている時に、血液型の話になり、メンバーをみるとB型が異様に多かった。
ほー、とビックリして、B型は実験に向いているのか、と思って調べたらマイペースで好奇心旺盛というところが実験に向いているのかもしれない、ということになった。
だからといって、配属のために血液型を聞いたり、指定したりすることはなかった。
当たり前だ。

そんなことを聞くとは、よほど人事担当が自信がないのだろうと思う。

ぼちぼち、長らく続いた血液型性格診断の歴史に、ピリオドを打つ時が来たのかもしれない。

血液型で性格を判断するなんて、本気で考えている人もいるのか。
ぼくは、絶対関係ないとは言わない。
体液だから、それがヒトを作っている部分があるからだ。
でも、それ以外にもっとたくさんの要因があって、性格が決まっているのだろう。
それは容易に想像できる。

それが想像できない人が増えた。
だから、もうやめようということだ。

シャレが通じない世の中になった。
とかくこの世は住みにくい…。



| | 考えたこと | 01:11 | comments(2) | trackbacks(0) |