考えたこと2

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ドイツを見習え?
7月3日にドイツの産業界の人が、首相宛に発表した公開書簡にこう書かれているらしい。

「我々は手術台の上の患者(ドイツの産業)が死にかけていることを認識しなければいけない。」

その中で、「太陽光と風力発電は、過去35年にわたり優先扱いされ補助金を受けてきたにもかかわらず、30年前と比べて目に見えて安定供給に寄与することなく1兆ユーロ単位(triple-digit billion)で送配電コストを押し上げている」とまで言っている。

この事実を日本の経済産業省や環境省の役人は重く受け止めるべきだ。

再エネは電気を作るコストは安いかもしれないが、自然任せのエネルギーであり、太陽が照らなかったり、風が吹かなかったりしたら、電気は作れない。
どっちみち、再エネ以外の電気のバックアップが必要になる。
こないだ書いたが、どうしたって再エネは二重投資になるのだ。

もちろん、技術革新があって、電気を貯めておく蓄電が安くできるようになったりすれば、適用すればいいと思うが、今はまだそんなことは無理だ。
CO2を出さない発電でないとダメ、というのなら、原子力しかないのだ。

書簡の最後はこう締めくくられている。

「この連邦政府のアクションは抽象的に産業立地としてのドイツの将来を決定するするだけではなく、間違いなく何百万という産業労働人口を決めるものになる。絵空事(empty words)を聞く時間はもう終わりだ。我々の同僚たちは何を実行するかでこの政府を見極めている。」

これこそ、日本が見習うべきことだ。

2050年カーボンニュートラルのために、大きなお金を使うという。
それがGX(グリーントランスフォーメーションと読むらしい。もちろん和製英語)計画だ。

ドイツは前政権を取っていた「緑の党」の影響で、こんなことになってしまった。

ぼくが知っているドイツ人は、論理的で頭が良い人ばかり。
そんな人たちが作っている国がどうしてこうなるのだろうか。

今はどんどん産業が出ていっている。

もう一度強いドイツになってほしいと思う。




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