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2025.04.14 Monday
シニアバイト
以前書いたマクドナルドのシニアバイトの話。
現在マクドナルドには8500人のシニアバイト(65歳以上)がいるらしい。 この10年で3倍になったとのこと。 2時間から働けて、単一業務を担う「プチ業務」で貢献している。 少子化で人手不足になって、存在感が高まっているとのこと。 今は70歳〜74歳の労働力人口比率が34.5%になり、3人に1人が働いている。 過去10年で約10ポイント増えた。 給料が安くてもいいから、社会とつながっていたいという気持ちもあるのだろう。 ボケ予防にもなる。 都市部では外食産業を支えているのは学生アルバイト。 マクドナルドでは全クルーの6割が学生だという。 しかし、学生が出られない試験の時期などは、シニアバイトで代替えしているらしい。 シニアでもできることはシニアにやらせるようにしないと、仕事が回らなくなる。 そして、若い人の社会保障の負担を削減し、手取りを増やすことが必要だと思う。 AIが発達し、ホワイトカラーの仕事がどんどん減る。 一部の優秀な人を残して、今のシニア予備軍は要らなくなる。 そういう人たちを、使っていかないと、日本の社会は成り立たなくなる。 国はそれを移民でなんとかしようと考えているように見える。 でも、西欧を見れば、そんなことをしたら大変なのはわかっている。 今の年寄やその予備軍が楽をしようと思っているのだ。 認知症を減らし、若い人の負担を減らし、高齢者の生きがいを与えるための仕事づくり。 それこそが今求められているんだと思う。 ぼくは大学に勤めていた頃、学生アルバイトを禁止すれば氷河期の人たちが働く場ができると思っていた。 それを教授たちに言うと、バイトを禁止しても勉強するとは限らない、という意見が多かった。 第一、学費が払えなくなるという意見もあった。 この国は、若い人たちの教育の機会を奪って金儲けをしているのだ。 それは、本当に何とかしないといけないと思う。 |
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