考えたこと2

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四月の雨
長いこと大学で勤めているが、この3月末から4月上旬の季節はいろいろある。
3月の下旬が卒業式。
ぼく自身は、自分の卒業式にも出なかったくらいで、あまり学校に思い入れもないのだが、相談に来ている学生たちを通じて思うことがある。

3月中旬になると、電車に乗っても、時々袴姿の大学生を見かける。
昔は着物だったのかもしれないが、今は袴が主流だ。
卒業式が済んでしまうと、学校は春休みで忙しい就活生以外は休みの期間。
学内は人影もまばらで、大きな学校は食堂なども休んだり、昼休みだけだったりする。

卒業式は卒業式でいろいろ思うこともあるのだが、それが四月になると入学式だ。
今の大学はほとんどが4月1日が入学式。
公立はわからないが、私立はたいがい4月1日だと思う。
何故かというと、入学式にならないと、入学者がわからないからだ。

最終的に、入学手続きをして、学生証を発行して、初めて入学となる。
来なかった人は、内定辞退みたいな扱い。
予算を決めるための、収入源=入学者数になるから、1日にやるのだろう。
合格を出しても来ない人がいるのが、下位の大学の実情。

話が逸れたが、4月の入学式が終わって、一時はキャンパスは人があふれる。
今の大学は、学生が全員来たらいろいろ困ることがあるので、新入生のオリエンテーションの時期は、他の授業を休むところが多い。
規模が大きいほど、そうなる傾向だ。

それが収まるのが4月中旬以降。
新入生の授業も決まって、来る日が決まる。
ハレの日が続いたが、平静を取り戻すという感じだ。

その時期がぼくは感慨深い。
また日常が戻って1年が始まる、という思いもあるし、卒業した学生たちは頑張っているのだろうかという思いもある。

4月になって、そんな思いが募る。
aikoの「四月の雨」という曲は、そういう思いにピッタリだ。

どういう思いでこの曲を書いたのかはわからないが、ぼくには4月の寂しさを歌った歌に聞こえる。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:47 | comments(0) | trackbacks(0) |

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