考えたこと2

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学力重視推薦
去年の入試で、関東の東洋大学が「学力テスト型推薦入試」というのを導入したという。
関東の一部の大学から、フライングだという文句が出たらしい。
なぜかというと、学力テストは高校の課程が終了する2月1日以降、というルールになっていたらしい。
それを、AO入試や推薦入試などと区別して、わざわざ一般入試と呼んでいる。

しかし、フライングにはびっくりした。
関西では年内の推薦入試などで、簡単な学力テストをやっていたからだ。
もちろん、非常に「簡単」なものだ。

だいたい、私立大学の6割弱が推薦・AOで入学している。
学校推薦とか、本人推薦とか、専願、併願などの区別はあるが、私立大学はあの手この手で系列校を増やしたり、系列でなくても推薦枠を出したりして、早く入学者を集めることに必死になっている。
定員割れしている私学は、推薦とAOで実質的にほとんど入学者を確保しており、一般入試は名前を書いたら入れるというような陰口も言われている。

その推薦入試にしても、下位の私学では、評定平均が2.0などという、推薦に値しないような生徒でも入れているのが実情。
そういう大学では、偏差値など意味がない。
単なる人集めの手段になっている。

以前は推薦入試で入学できる学生は、定員の半分以下という文科省のガイドラインがあったと思うのだが、CoPilotに聞くと、

「以前、文部科学省のガイドラインでは推薦入試による入学者の割合を定員の半分以下に抑えるよう求める方針がありました。しかし、現在ではそのような具体的な制限は撤廃され、各大学が独自の判断で推薦入試の割合を設定することが可能となっています。」

ということらしい。

2021年に変更されたとのこと。
結局、少子化の現在だが、大学の数を減らさないようにという配慮があったのだろう。
自分たちの天下り先を減らさないように、ということだ。

各大学の判断、ということだが、入試の役割というのはその大学で学ぶだけの基礎学力があるか、ということだろう。
それを判断するためには、何らかの学力テストをしないとわからない。
そのためには、一般入試でやるしかないのだと思う。

今のように、一般入試を同じ大学で何度も受けられるような時代に、推薦やAO入試が必要なのだろうか。
どう考えても、不要だと思う。

不毛な議論などやめて、すべて大学独自の一般入試にしたらいいと思う。
そういう問題を作るのが大変というのなら、予備校にでも外注すればいい。

そんな意見が出ないのが不思議だ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) |

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