考えたこと2

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認知症
日本人の死因のトップが認知症になった。
過去30年の健康状態を解析して、2015〜21年で最も多い死因になったとのこと。
平均寿命は5.8年伸びたが、健康寿命との差は拡大したという。

高齢で病気になって生きるのはつらい。
回りにも迷惑をかける。
社会保険も使うので、若い人全体の負担も増える。
そのせいで、若い人が結婚できない。

うちの母も最後は老衰という死因だったが、認知症にもなっていた。
どちらを死因に書くかは、医師の自由な感じだった。

実際、認知症が直接の死因にはならないと思う。
慶大が行った調査の結果でも、老衰が死因の上位を占めると書かれている。
認知症は病気というよりも、状態を表す言葉だ。
母は、ぼくが訪ねていっても、誰が来たかは明確にはわかっていなかった。
時々、わかることもあったようだが…。

CoPilotに認知症が死因になるのはどういう場合か?と尋ねると、

「認知症そのものが直接の死因となることは少ないですが、進行した認知症が間接的に命に関わる状況を引き起こすことがあります。以下のようなケースが挙げられます:」という回答で、誤嚥性肺炎、感染症、栄養失調や脱水、転倒や外傷という4つのケースを挙げた。

それらを含めて認知症が死因、と言っているのだろう。

ぼくはずっと母の認知症を見てきて、母が認知症になって、幻覚や幻聴などの話を真剣に訴え、だんだんと回りの人が悪者に見えてきたり、どんどん表情がなくなっていくのを見てきた。
一時は一日に何度か携帯に電話をしてきて、困ったこともあった。

なんでこうなるのだろう、と疎ましく思ったこともある。

今でも、認知症になって以降、母は幸せだったのかと考える。
外から見ていると、幸せそうには見えなかった。
だから、申し訳なく思う。

父は認知症にはならず、早く亡くなったので、語弊はあるが、少なくとも何が幸せかということを考えて死ねたと思う。

母は結局食べることをしなくなって、自然に死んだという形だった。
もともとホームに入った頃から、食は細かった。

あのコロナの過度な自粛がなければ、もう少し認知症は遅かったと思う。
100兆円もの金を使って、いったい何をしたのか、反省もしない。
あの対策が正しかったということにしたいのだろう。

その意味では、母もコロナの被害者だった。
認知症の記事を見ると、そんなことを思い出して腹が立つ。

生きることは大変だが、死ぬことはもっと大変だと思う。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) |

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