考えたこと2

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日本刀
うちの母方の祖父のことは一度書いた。
幼稚園のときまで隣の家に住んでいた。
というか、家が同じ敷地にあった。

祖父は小学校1年の夏休みに亡くなった。
小学校にあがるまで、よく祖父にかまってもらった。

祖父は日本刀をいくつか持っており、時々出してきて手入れしていた。
よく時代劇でやっている、表面に粉をつけて拭くというやつ。
白くて丸い、ピンポン玉のようなものに柄がついているもので、刃の部分をたたいて粉をつけ、たぶんあとで拭き取っていた。

Webで調べると、以下の記載があった。

「日本刀の手入れで使う粉は「打粉(うちこ)」と呼ばれ、砥石の粉末です。古い油を吸い取って除去する役割があります。

【打粉の使い方】
棒の先端に丸めた布に砥石の粉末を入れます。
刀身をポンポンと軽く叩いて、粉末を刀身に付着させます。
拭紙で刀身を拭いて、古い油を除去します。」

そういうことらしい。

座布団に座って、刀を片手で構えて、慎重に打粉をつけている姿をよく覚えている。
もうその時は胃がんがだいぶ進んでいたのかもしれない。

母が亡くなってから、叔母さんにあの日本刀はどうなったのかと聞いたら、ちゃんと役所に引き取ってもらったとのこと。
何本かあったと言っていた。

不思議だが、60数年経ってもあの景色を覚えている。

そんな景色が誰にもいくつかあるんだろう。

年を取ると、そういうことが気にかかる。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:21 | comments(0) | trackbacks(0) |

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