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2025.03.06 Thursday
最後の忠臣蔵
これも録画してみた映画。
役所広司と佐藤浩市がいい芝居をしている。 2010年の作品。 今や忠臣蔵という言葉も若い人には死語に近くなった。 それ何?という人がほとんどだろう。 浅野内匠頭と吉良上野介の松の廊下での諍いや、その後の討ち入りの物語を知っていないと、この映画を見てもわからない。 そういう意味で、最後の忠臣蔵とネーミングしたと思うのは穿ち過ぎか。 ぼくが小学生の頃、祖母が年末に忠臣蔵をやっているとそれを見ながら「忠臣蔵をやると、みんな見る」ということを言っていた。 おそらく、ぼくらの世代の祖父母はそうだったんだろう。 ぼくらはまだ忠臣蔵を知っている。 赤穂四十七士の物語。 おそらく、美談にするためにいろいろ尾鰭がついて、今の話になったのだろう。 一応、実話ということだ。 この話は、討ち入りをして、名誉の切腹をできなかった2人の物語。 それが役所広司と佐藤浩市。 2時間を超える映画だが、最後のシーンは何とも言えない。 今の後期高齢者でも、納得する人は半分くらいかと思う。 まあ、予定されたバッドエンドだ。 それを忠義で美しい死と見るのか、それとも…。 それにしても、ちょっと長すぎる映画だった。 |
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