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2024.12.30 Monday
日本の資産
日本の金融資産は60歳以上が6割を持っている、ということだが、それを確認してみた。
ぼくのXのタイムラインで表示されたのはこういう情報。 「NHKで日本の世帯主の年齢別の資産残高という資料を見た。 それによると、金融資産は60代が最大で1896万円。 70代は1734万円、80代以上は1619万円ということで、上位3位になる。 金融以外の不動産なども含んだ総資産残高は、80代以上が最大で4386万円でトップ。 続いて、70代の4090万円、60代の4015万円でこちらも上位3位。 持ち家比率も60代以上が高く、ほぼ80%となっている。」 今検索しても、出てこない。 そこで、Googleで検索し、Search LabsというAIの要約を見ると、 「日本の世帯主の年齢別の資産残高は、次のとおりです。 世帯主の年齢が65歳以上の世帯では、4,000万円以上の貯蓄を有する世帯が17.7%と、全世帯(12.8%)と比べて高い水準となっています。 年代別の平均貯蓄金額は、40〜49歳で652万7千円、50〜59歳で1,051万2千円、60〜69歳で1,339万4千円、70歳以上で1,263万5千円です。 2024年6月末時点の家計金融資産(2,212兆円)のうち、6割にあたる約1,400兆円を60歳以上が占めています。」 この、最後の6割を60歳以上というところのリンクを見ると、日本総研の資料だった。 そこを見ると、こういう資料。 たしかに、「(1)家計金融資産における高齢者の保有が増加。試算によると、2024年6月末時点の家計金融資産(2,212兆円)のうち、6割にあたる約1,400兆円を60歳以上が占める状況(図表1)。」と書いてある。 グラフが出ているが、そこには「(資料)日本銀行「資金循環統計」、総務省「国勢調査」、「全国家計構造調査」などを基に日本総研作成」とある。 金融資産は把握しにくく、だから課税対象になっていないのだが、でも数字はほぼ確からしいと思う。 日本の高齢者は、死ぬときに最もお金が貯まるということも聞いたことがある。 それらのお金が市場に出回らない、ということが課題なのだろう。 よく、住民税非課税世帯に給付という言葉を聞く。 住民税非課税世帯とは、所得が少ない世帯のことだが、持ち家とか資産は関係ない。 そして、ほとんどが年金生活者ということだ。 結局、住民税非課税世帯に給付というのは、資産があろうが無かろうが、老人に給付をする、ということだ。 こんなことをやっていて、大丈夫なのだろうか。 年寄りの政治家は年寄りのことしか考えていないのではないか…。 |
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