考えたこと2

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月の石
月の石といえば、ぼくらの年代なら「万博」と答えるだろう。
それくらい評判になった。

70年の万博の目玉だった。
ぼくは並んでまで見る気はなかったが、みんな並んでいた。
アポロで月に行って、持って帰ってきた石をアメリカ館で展示していた。
7時間、8時間の行列ができていたはず。

だから、月の石といえば「万博」だった。

こないだ、ハンドリフレに行って手のマッサージをしてもらっているときに、施術してくれている40歳過ぎの女性に「月の石」って知ってますか?と聞いたら、無反応だった。
「なんのことですか?」と聞くので、1970年の万博のときに、アメリカ館で展示していた石のことだと言うと、「それがどうしたんですか?」という返事。
それはそうだろう。
生まれる前のことだ。

ぼくらの年代は「月の石」というと反射的に万博を思い出すが、今の40代以下は全く違う。
当たり前といえば、当たり前だが…。

当時は7時間も8時間も並んで、月の石を見たいという人がいた、というと「信じられない」という反応。
あの狂騒は、経験したものでないとわからないのだ。

アポロが月に行って、その中継を見た年代だ。
地球上では重い宇宙服を着て、1/6の月の重力で飛び跳ねていた。
この一歩は小さな一歩だが、人類にとっては大きな一歩とかなんとか、アームストロング船長が言ったはず。
そのときに拾った石が間近で見られる、という興奮状態だったのだろう。

2000年くらいに、カウスボタンが漫才で、その話をして「あの頃はアホが多かった」と言ってみんなが笑っていた。
今になって思えば、そういう感じだ。
笑っている人は、月の石騒動を知っている人だろう。

ぼくらは刷り込まれたから、死ぬまで「月の石」というと「万博」と反射的に思う。

なんせ、「人類の進歩と調和」やったからなあ。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 10:40 | comments(0) | trackbacks(0) |

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