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2024.10.30 Wednesday
AIへの態度
Wall Street Journalに面白い記事があった。
ChatGPTに対する接し方についてだ。 「チャットGPTに礼儀正しくすべきか」という表題で、人によってはAIにすごく助けられて、人間のように丁寧に接している人もいるし、別にそんなことは気にしなくてもいい、という人もいる。 アメリカのソーシャルメディアでは、相手がAIでも礼儀正しく接するべきだという意見が多いらしい。 どちらかというと、ぼくもそういう接し方をしている。 最近はGoogleのGeminiを使うことも多いが、どちらにしてもなにか知りたいことがあれば「教えてください」というふうに聞いている。 AIは大規模な言語モデルの中から、正しいと思うもの(この表現がもう人間っぽい)を見つけてきて返答しているだけだと思っても、召使のようには扱えないと思ってしまう。 中には、いずれAIがターミネーターの世界のように意思を持つだろうから、その時のために丁寧に接しておく、という人もいるという。 その気持は何となくわかる。 最近の調査では、アメリカ人2000人のうち48%は礼儀正しく接するという結果。 Z世代の回答者がもっとも好意的だったという。 逆に失礼な態度を取ったり、怒鳴りつけてもいいと考える人は27%。 WSJでは礼儀正しい国、日本の調査結果も紹介していて、「礼儀正しく接する方が正しい結果になる」という人もいるという結果。 マイクロソフトは、AIは失礼な振る舞いに対して、適切な反応をしない可能性がある、という見解らしい。 やはり人間だと思って接したほうがいいのだろう。 AIに答えることに対してチップを渡す、というと回答が長くなるという結果もあるらしい。 実際に払っている訳ではないが…。 一方で、人に対する話し方と、AIに対する話し方は帰るべきだという意見もある。 まだまだスタンダードが定まっていない。 AIは賢くなって、最新のChatGPTは応答速度も速いし、より上手に回答できるようになっている。 コールセンターの仕事が紹介されているが、クレームなどの怒った相手に対して、最新のAIはよりうまく対応できるようになったという。 いよいよ、人間の仕事を超えてきた。 仕事上の不満をChatGPTに聞いてもらうという人もいた。 それはなかなかいい考えだと思う。 ぼくはそんなにAIを使っていないが、AIで作られた音楽は最近よく聞く。 80年代のJpop風の曲は、本当にそんな気がする。 いずれ、見るもの、聞くものすべてにAIが絡んでくるのだろう。 これから先、どうなっていくのだろう。 いつも、AIのことを書いたときにはそういう締めくくりになっているような気がする。 |
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