考えたこと2

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日本語教師
日本語教師のプログラムは日本人向けで、日本語は日本語で教えることになっている。
しかし、今日日本語能力検定1級を持っているベトナムの留学生と話していて、それっておかしい、ということがわかった。
Youtube上にいろんな日本語教師が教材をあげているが、これも日本人が日本語であげている。

でも、よく考えてみたら、ぼくらは日本人から英語を習っている。
中学1年の習いはじめのときなど、ほとんど日本語で説明を聞く。
要は母語で説明を聞かないと、わからないのだ。

もっと小さい子なら、いきなり英語で話す人に接して、英語を話したり、読んだり、書いたりできるようになるのかもしれない。
しかし、中学生ではもう無理だと思う。
一切、母国語での説明無しに、英語が学べたとは思えない。

それをぼくらはもっと年上の留学生や実習生に強いている。
大学では日本語教師養成プログラムというのがあるが、それはまさに日本語だけで日本語を教える先生を養成しているのだ。

百歩譲って、大学に入ってくる留学生ならある程度日本語がわかるので、何とかなるのかもしれない。

でも、今日話を聞いた留学生は日本語能力検定2級で入ってきたが、1級を取るためには母語で説明を聞かないと、語彙のニュアンスの違いなどはわからないと言っていた。
たとえば、「貸す」と「化す」の違いなど、なかなか直接比較で説明していなかったりするし、疑問に思ったらすぐに聞けないといけないのに、日本語で説明されてもなあ、という感じだった。

だから、日本語だけでなく、母語で解説している本で勉強したとのこと。
やっぱり第二言語は母語で理解しないといけないのだろう。

英文法の参考書など、日本語の本だ。

日本語は英語と違って、話者が少ないから、マルチリンガルの人が少ない。
ましてや、今の東南アジアの言語など、話せる人はほとんどいない。
だから、日本語を広めようとすると、日本人を養成するしかないのだが、本当に日本語しか話せない人がいい日本語教師になれるのだろうか。

人数合わせのために、仕方なくやっているとしか思えない。
こんなことでいいのだろうか。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:49 | comments(0) | trackbacks(0) |

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