考えたこと2

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日本語は難しい4
日本語を教える難しさは、日本人にとっても、自分がどういう規則にしたがって日本語を話しているのか、わからないからだ。
おそらく、英語話者にとっても、ネィティブの言葉はそんなものだとは思うが、英語には比較的ちゃんとしたルールがある。
例外は多いが、動詞には現在形、過去形、過去分詞があり、三人称単数の場合はsがつく。
名刺には単数と複数の違いがあるだけだ。
代名詞はheとかshe、thisとかthat, someなど。関係代名詞のthatやwhereなどはちょっと取っつきにくい。
冠詞はaとtheで、前置詞はin, on, at, toなど。これらは使い方が難しいが、名刺の前に来るのはほぼ決まっている。
助動詞はcan, mustなどがあるが、動詞の前に来るというルールは決まっているし、その場合動詞は原型になる。
その他、間投詞や接続詞はそんなに難しくない。
何より、ある程度語順のルールが決まっていて、語順から品詞が推定でき、文の構造がわかる。
何と言っても、5つの文型しかないのだ。
SV、SVC、SVO、SVOC、SVOOを覚えればいい。
もちろん、文学的に翻訳するとか、細かいニュアンスを伝えるのは難しいが、それらは非ネイティブには当然のことだ。

外国人に教えるための日本語文法というのを調べているが、ちゃんと系統的に説明されているものが見つからない。
それは日本語自体が系統的な文法を持っていないからかもしれない。

たとえば、日本語の動詞は5つの変化をする。
それぞれ、「ます形」、「辞書形」、「ない形」、「た形」、「て形」と分けられている。
「辞書形」と言うのは、辞書に載っている形。英語でいうと原型だ。
「ます形」は、その動詞に「〜ます」をつけたときになる形であり、「書く」なら「書きます」となる。
同じように、「〜ない」をつけたときには「書かない」、「〜た」をつけたときに「書いた」、「〜て」をつけたときに「書いて」となる。
「ます型」は丁寧に言う時、「ない型」は否定、「た型」は過去、「て型」は接続、という説明だ。

さらに、その動詞全体が3つに別れている。その分け方は以下の通り。

「ます」の前の文字の母音が「い」の動詞・・・1グループ
「ます」の前の文字の母音が「え」の動詞・・・2グループ
「きます」、「します」・・・3グループ

1グループは「書く」、2グループは「食べる」、3グループは「来ます」「勉強する」というような具合。

日本人が日本語の動詞はどういう活用で、どういう分類をされているかと聞かれて、こういう説明はまず無理だろう。

今回は動詞の説明をしたが、こんなことを日本語学習者は学ぶ。

英語のほうがよほどマシだ、という理由がわかるだろうと思う。





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