考えたこと2

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介護破綻
厚労省が、介護職員の数が2040年に57万人不足するという推計を出した。
これが少子高齢化の結果だ。
不足を解消する目処は立っていないという。
それはそうだろう。

すでに、2030年にIT人材が70万人足りなくなる推計が経産省から出ている。
そちらのほうがよほど問題だろう。
ITは介護よりも明らかに生産性が高い。
そちらを充足する努力をしないと、GDPも増えないし、経済が衰退する。
そうなったら、介護どころではなくなる。
だから、介護の人を増やすのではなく、介護される人を減らすのが大事だ。

今回の総選挙で、ようやく尊厳死という言葉が国会議員から出てきた。
介護の負担を減らすためには、過剰な介護をやめて、北欧のように自然死に任せることが大事だと思う。

無理に生かすと、介護施設で働く人が増え、施設が増え、仕事が増える。
楽に仕事をしようと思うと、寝たきりの人を増やす。
そして、過剰な介護が増える。
物理的な寿命が増えるから、社会保障を圧迫する。
いまこの悪循環の状態だ。

ぼくは、母の死を見て、もっと早く楽にしてあげたらいいと思った。
最期のころはもう認知も進み、ほとんど生きているだけだった。
生きることに価値があるとすれば、それは自分の意思でなにかできたり、少なくともそれを伝えることができるということだと思う。
それもできなくなって、施設の中で生活している姿は痛々しかった。
食事ができなくなっても、食事介助される。

もちろん施設の人たちは親切だったし、感謝している。
でも、間違いなく何もしなければ、老衰死しているのだ。
それを無理やり生かすのは、虐待だというのが北欧の考え方。
ぼくもそう思う。

これは過激な意見だが、実際に北欧では自力で食べられなくなったら、介助したりしない。
それが寿命なのだ。

どうしても寿命を伸ばしたい人は、金を出せばいい。
金融資産の6割は高齢者が持っている。
それを使えばいいのだ。

残念ながら、それしか手はないと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:15 | comments(0) | trackbacks(0) |

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