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2024.10.15 Tuesday
ワーホリ乞食
オーストラリアでワーキングホリデーがしたい、という学生もいる。
ただ、英語ができるから、英語を使って仕事をしようというより、カタコトでも話せるから向こうに行って英語もうまくなりたい、という感じの学生が多い。 ところが、韓国や中国の人も同じような人が増えたらしい。 英語のレベルで言うと、彼らのほうがレベルが高い。 だから、ワーホリのビザは出ても、向こうで仕事がない。 一応、アルバイトとはいえ仕事だから、英語が話せないと仕事にならない。 Xのタイムラインに流れてきたが、こないだテレビで日本人が100人以上炊き出しに並んでいる、というニュースがあったらしい。 100件以上の応募をしても落ちるらしい(英語のレベルがよほど低いのだろう)。 円安だから、海外で儲けようという野心もあったのかもしれない。 行ったはいいが、仕事がなくタコ部屋生活とのこと。 気の毒な話だが、自業自得とも言える。 最近、留学生について調べることが多いが、彼らが口々に言っているのは「日本語は難しすぎる」ということだ。 特に、読み書きが難しい。 たしかに、日本語には漢字もあるし、ひらがなもあるし、カタカナもある。 同じ漢字でもいろんな読み方がある。 日本語能力検定の試験内容を見ると、3級(5級まであり、そのまん中)でも「新聞の見出しから、情報の概要をつかむことができる」という内容で、かなりハードルが高い。 「代表」とか「次々」というような漢字の意味や、読み方がわかることや、結構な長文を読んで意味を理解するということが必要とされる。 日本に来て、1年以上いて、日本語学校で学び、大学への留学生ということになると、さらに上の2級(N2)のレベルが必須とされている。 でも、昨今定員割れしている大学ではN3以下でも入学させているのが実情だ。 当然、就職は厳しい。 日本でアルバイトを雇う時に、最低限の会話ができることを望むのだが、それが外国でもそうだということを想像できれば、行っても仕事がないかもしれない、くらいはわかりそうなものだが…。 そういう人たちをワーホリ乞食、というらしい。 悲惨なネーミングだが、やっぱり自業自得なのだろう。 |
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