考えたこと2

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首相官邸のネコ
首相官邸のネコと言っても、日本のことではない。
イギリスの首相官邸だ。

このネコはネズミを取る、というミッションを持っていて、それを2011年からやってきた。
ラリーという名前のトラ猫で、「内閣ネズミ捕獲長官(Chief Mouser to the Cabinet Office)」と呼ばれている。
これまで5人の首相に仕えた。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、「ラリーは英国のアイドル的存在で、Xの非公式アカウントには90万人のフォロワーを抱える。あまりにも有名なため、死んだ時に訃報を発表する段取りを首相官邸が検討していると報じられたこともある(ラリーは現在17歳)。」ということだ。

現在のスターマー首相は6人目だが、自分の飼いネコがいるという。
二匹が気が合えばいいのだが、難しいらしい。
記事では「事情に詳しい複数の関係者によると、ジョジョはまだラリーと会っておらず、首相一家はけんかにならないように会わせる方法を考えている。タブロイド紙のデイリー・メールは、対面が失敗に終われば「キャタストロフ(ネコの大惨事=カタストロフ)」が起きかねないと報じた。」らしい。

カタストロフという単語をもじって、キャタストロフという単語を使う(ダジャレのようなものか)ところといい、これが正式の記事として扱われるところといい、ウォール・ストリート・ジャーナルやイギリス首相官邸のユーモアを感じる。

ボリス・ジョンソン元首相の飼っていた、保護犬のジャックラッセルテリアはラリーのエサを食べてしまって、「ひどい仕返し」を受け、ジョンソンはラリーを「キャジラ(ネコのゴジラ)」と呼んだとも書いてある。

イギリスの歴代の首相はほとんどペットを飼っていて、首相官邸に連れてきているようだ。
そのたびに、この内閣ネズミ捕獲長官と戦いがあったらしい。

大真面目にこういう記事が出る。
それは、健全なことなのだと思う。

記事の最後はチャーチルのエピソード。

「英国の政府機関で猫を飼うのは古くからの伝統だ。ビクトリア時代の建物の多くにはネズミが住み着いているからだ。ネビル・チェンバレン元首相が飼っていたボブは、ウィンストン・チャーチル元首相の飼い猫のネルソンと明らかに折り合いが悪かった。

 一説によると、チャーチル氏はラブ・バトラー教育相に対し、ネルソンのほうがバトラー氏より戦争遂行努力に貢献していると語った。ネルソンは会談の際にチャーチル氏の膝の上に座り、「湯たんぽの代わりになって燃料や電力を節約」したという。」

ラリーは今17歳ということだから、10年足らずのうちに訃報が出るんだろう。

ぼくもラリーをフォローした。

ツイートは英語だが…。



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