考えたこと2

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若い頃には司馬遼太郎をいくつか読んだ。
彼の作品には、彼の思いがだいぶ入っているようだ。
それが作品を面白くしているのだが、批判する人もいる。

当然、当時はそんなことは知らずに読んだ。
「坂の上の雲」が最初で、高校3年生だった。
秋山兄弟と正岡子規が主人公。
日露戦争のバルチック艦隊の撃退の話だった。

司馬遼太郎はファンが多い。
「竜馬がゆく」など、ドラマや映画になって、役者が心酔していた。
ある意味、司馬の史観が小説を通じて日本人に伝わったのだろう。

あくまでも、小説として読めばいいのだが、実際に存在した人が出てくるので、どうしても半分ノンフィクションとして読んでしまう。
半分ならいいが、全部事実だと思う人もいる。

これが実際に起ったことならいいのだが、正しい歴史などわからない。
いろんな学説があり、その時にその人がどう思ったかなど、わかる由もない。
そこが落とし穴なんだろうと思う。

連休中に司馬作品の「峠」をやっていた。
「峠」は明治維新の時の長岡藩士、河井継之助の話だ。
大政奉還のあと、薩長の横暴に反感を持って、武士の徳川家への報恩を尽くすという物語。

大昔に読んだので、あまり覚えていないが、司馬作品は中身が濃いのでごく一部を映画化したという感じ。
まあ、コアの精神性を映画化したということか。

ちょうど日本の高度成長の時代と、司馬の作品の隆盛は同時期になる。
というか、高度成長の時流に乗って、日本人スゴイ、という意識を増長したのだと思う。
そんな事を考えたのは最近だが…。

そんなわけで、ちょっと中途半端な映画だった。




| hdsnght1957kgkt | 映画・舞台 | 19:05 | comments(0) | trackbacks(0) |

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