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2024.08.20 Tuesday
追悼 アラン・ドロン
追悼が続く。
アラン・ドロンも亡くなった。 88歳とのこと。 ぼくが小学生の頃は、まだフランス映画が勢いを保っていた。 もちろん、映画館で見るわけもなく、淀川長治の日曜洋画劇場だった。 太陽がいっぱい、というデビュー作をやっていたはず。 その頃、レナウンのスーツの宣伝も出て、「D'URBAN, c'est l'élégance de l'homme moderne.」というフランス語のセリフを言っていた。 レナウンも2020年に潰れてしまったが、当時は日本の繊維産業はまだ勢いがあった。 地下室のメロディー、という映画はジャン・ギャバンと共演した。 世代的にジャン・ギャバンをよく知っているわけではないが、あの俳優がパンを食べるシーンはよく覚えている。 何の映画だったかは思い出せないが…。 アラン・ドロンは日本では人気があった。 うちの母もアラン・ドロンのファンだったと思う。 日曜洋画劇場でアラン・ドロンが出るときは見ていた。 「日本では」と書いたのは、フランスではジャン=ポール・ベルモンドの方が人気がある、という記事を読んだからだ。 ほんとかな、と思ってフランスに行ったときに周りの人に聞いて回ったが、やはりジャン=ポール・ベルモンドだという。 フランスではアラン・ドロンの端正な顔立ちよりも、野性的な方がいいらしい。 2003年の「刑事フランク・リーヴァ」のシリーズは良かった。 渋く、いい歳を取った顔立ちだった。 あんな感じの老年になれたらいいと思ったものだ。 彼も、岸をわたって向こうに逝ってしまった。 なんとなく残念。 Rest in peace. |
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