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2024.08.16 Friday
巨大地震注意報
今日終了した「巨大地震注意報」。
宮崎で地震があり、南海トラフ大地震が起きる前触れかもしれない、ということだそうだ。 気象庁は、地震への備えの再確認の意味で出したとのこと。 TBSのニュースステーションで、南海トラフ地震の専門家は、1週間で起きる確率は0.5%と言っている。 0.5%というと、5/1000だから、まず起こらないというのが常識だと思うが、テレビのテロップでは「いつ起きても不思議はないところで、確率がさらに高くなった」という。 地震の専門家にとっては、そういうことなのかもしれないが、気象庁は「普通に過ごせばいい」と言っている。 TBSがどんな意図でわざわざ放送したのかは知らないが、みんなが心配だと思ったおかげで、一部で買い占めが起こったり、海水浴場が閉鎖になったり、ホテルの予約が取り消されたりしている。 なんだかなあ、と思う。 年に一度の休暇を楽しみにしていた人もいるだろう。 書き入れ時だと思って、準備した人もいるだろう。 そもそも、地震の予知はムリだと地震学者のほとんどが認めているはず。 今まで起こった地震も、予知などできていない。 地震周期説は、国際的なコミュニティーで否定された。 そんな状態で、いまなぜ「巨大地震注意報」なのだろう。 阪神大震災のあと、地下に断層があるらしいということを知った。 そんなの聞き始めだった。 地震のあと、余震があるのはわかる。 ずれたあとの修正なのだろう。 しかし、宮崎で地震があったからといって、他の地域で大地震が起きるなんて、予測できるわけがないと思う。 日本人は自分で考えない。 周りを見て、周りがするようにする。 コロナのときのマスクと一緒だ。 同調圧力があるんだろう。 だから、TBSのようなマスコミが「大地震が起こるかもしれない」というと、旅行をやめようとか、非常時の買い物をしておこうとかいう人が周りにいたら、同調する。 そんなふうにして、騒ぎが大きくなる。 生きているだけで、リスクはある。 それを心配しだしたら、きりがない。 それを杞憂という。 それが現実だと思う。 |
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