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2024.08.01 Thursday
ライトノベルの勢い
ラノベという言葉を聞いたのは、息子からだったと思う。
もう10年ほど前になるだろうか。 ラノベがライトノベルの略で、それが流行っている、ということだった。 今回小学館が北米で「葬送のフリーレン」をラノベアプリで配信する、というニュースを見た。 AI翻訳を使って、翻訳コストを下げているようだ。 ここでも翻訳家の仕事がAIに取られている。 ラノベアプリはノーベラスというもので、計画では2年で400作品出す予定とのおと。 マンガ、アニメの次はライトノベル、ということになる。 日本でも同じ道をたどったのだが、それを英語圏でもということだ。 「葬送のフリーレン」は非常によくできた作品だと思う。 ハリー・ポッターの日本版と言ってもいいくらいだ。 スマホ画面で縦読み、という下にスクロールする方式。 セリフには登場人物のアイコンをつけて、吹き出しにするとのこと。 翻訳コストを下げることで、作品数を一気に増やす予定だそうだ。 教えてもらった当時、ライトノベルの定義は曖昧だった。 今でも、これがライトノベル、という定義はないと思う。 まあいえば、ファンタジーものとか、異世界もの、という感じの読みやすい小説、といったところか。 児童文学という枠ではなく、大人も子供も楽しめるフュージョン小説だ。 でも、あさのあつこや米沢穂積などは今では十分ライトでないノベル作家だと思う。 もう、ライトかそうでないかなど関係ない。 普通の作家なのだと思う。 なんと今では文庫だけで1500点以上が刊行されているとのこと。 国内では、文庫と単行本、電子書籍を含めて500億円以上の市場になっている。 すでにKADOKAWAは海外展開しており、北米の売上高はマンガの1/5に増えたとのこと。 台湾ではすでにマンガを上回っているらしい。 アニメの人気から派生して、ラノベまで来たのだ。 政府がコンテンツ産業の輸出などと言っているが、クールジャパンで箱物ばかり作って失敗した経験を忘れたのか。 国は何もしないほうがいい。 経産省の産業育成政策もたいがい失敗しているのだ。 国は儲かる話の群がるアリのようなもの。 民間で頑張ればいいと思う。 |
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