考えたこと2

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調子?
月に2回やっているギター教室。
中学生を教えだしてから、もう2年ほど経つ。
だいぶ仲良くなってきた。

こないだ教室に来たので「調子はどう?」と聞くと、「調子ってなんのこと?」と聞き返された。
調子という言葉がわからないのかと思って、調子というのは自分の気分とか、感じのことだと説明したが、それはわかっているらしい。

全般的なことを聞かれても即答はできないので、体調のことか、学校のことか、ギターのことか、特定して聞いてほしい、ということだった。
まあ、ある意味エライと思う。
明確に答えるために努力しようという現れだ。

でも、実際の挨拶というのは、「何となく」答えるものだと思う。
桂米朝がよく落語のマクラで使っていた、関西の挨拶はいい加減なものだ、という噺がある。

「どちらまで?」
「へぇ、ちょっとそこまで」とか、
「儲かりまっか?」
「ぼちぼちでんなあ」などだ。

別に聞いた方も聞きたいわけではなく、聞かれた方も、いい加減に答えている。
それでも、そういう声かけがコミュニケーションの第一歩なのだ。

中学生に、重ねて「それで全般的に調子はどうなん?」と聞くと、「まあ、いいかな。学校は楽しいし、部活で後輩もできたし…」という返事だった。

それなら、最初から「まあいい方かな」と答えればいいのではないかと思うが、そんなことを言っても仕方がない。
もう少し大人になったら、そういう「いい加減な」返事ができるようになるのかもしれない。

でも、それは果たしていいことなのか、わからないとも思う。







| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:49 | comments(0) | trackbacks(0) |

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