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2024.03.17 Sunday
農水省の愚策
農水省がこの4月から環境負荷の低減を義務付け、補助をつけるときに条件を付けるらしい。
一般的に日本では農業は環境にとってはプラスのイメージを持たれているが、生物多様性の面からはマイナスになる。 農薬を使ったり、特定の品種に偏った生産をするから、多様性はなくなる、という方向だからだ。 それがヨーロッパの農民の反感を買い、今年大きなデモが起こっているのが実情。 それでなくても、農水省のやっていることは、農業を振興させる方向ではなく、減反政策を続けたり、コメの輸出など考えたこともなく、国内のみの農業しか考えないという気がする。 日本の米は美味しいと訪日外国人も言っているし、輸出をすることで食糧危機も避けることができる。 そういう事は考えないのだろうか。 そこに来て、環境負荷の低減という条件。 こんなことをしたら、高齢化しているなか、余計に農業をやめる人が増えるのではないか。 欧州の農家は輸出産業だし、元気があるからデモが出来る。 日本の農家はそういう元気もないように見える。 補助、補助でやっているから、ダメになる。 たくさん作ったら、余って安くなるから、減反しようという考えが間違っているのだ。 日本の美味しい米は世界で認められているから、どんどん輸出しようというような政策をなぜ取れなかったのか。 本当にもったいない話だ。 西欧かぶれの「生物多様性」や「有機農業」などという考えは押し付けるものではない。 狭い耕作地でいかに収穫を上げるかということに努力をして、日本の農業はやってきたのだと思う。 それをぶち壊すような施策。 環境負荷の低減は趣味でやるものだ。 食料安全保障を言うのなら、西欧の現実を見て、ビジネスとして農業の振興を図ってほしい。 |
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