考えたこと2

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トランプの外交
アメリカの大統領選の話題。
とにかく、トランプ元大統領が返り咲くかどうか、というのが焦点だろう。

共和党でもトランプ氏の主張はすごい。
欧州は戦々恐々としているように思う。
Wall Street Journalの記事によると、「バイデン氏は北大西洋条約機構(NATO)が米国と欧州の安全保障の要だと考えているが、トランプ氏はNATOについて、自衛力を備えるべき裕福な国に福祉を与えるようなものだと見なしている」らしい。

ウクライナ戦争の戦費をはじめ、西ヨーロッパとアメリカの軍事同盟であるNATOへの拠出が気に入らない。
専門家によれば、アメリカの追加支援がなければ、ウクライナは徐々に敗北に向かうという。
また、欧州各国の国防支出をGDPの2%目標に達していなければ、ロシアから攻撃を受けても守らない、と明言した。
それどころか、「ロシアに、したいようにするよう勧める」と言ったらしい。

欧州各国は冷戦後、軍事産業を徐々に解体し、軍事的には弱体化しているとのこと。
無い袖はふれないのだろう。

NATOの事務総長は、米国が「強力で献身的なNATO同盟国」であり続けると確信していると話したらしい。
そう言うしかないだろう。

WSJのコラムニストは、自国を守れるようにするには時間がかかるし、欧州の社会保障プログラムの劇的な縮小が必要になると言っている。
それは政治的に困難だろうと思う。

これは日本や韓国も同じことだろう。
自分で国を守ろうとしないで、アメリカに頼っているということでは日本も同じ状況。
中国が尖閣までで止まっているのも、アメリカの海兵隊が沖縄にいてくれるからだろうと思う。
日本の政治家の何人がそれを思っているのだろうか。

中国と仲良くしたほうがいいと思っている政治家もいると聞く。
本気なんだろうか。
五人組とか、天安門事件を忘れたんだろうか。

冷戦時の東側の軍事大国であるロシアと、21世紀に大国になろうしている中国。
西側の大国はアメリカだけだろう。
第二次大戦の戦勝国であるイギリスやフランスは、核は持っているが、大国とは言えない。
ドイツも理想主義にハマって大変だ。
イギリス、フランス、ドイツ、イタリアあたりが結束を強めれば対抗できるだろうが…。

民主主義の弱点である、意思決定のプロセスに時間がかかり、大きな路線変更をすぐにはできないという事が余計に苦しい。

トランプ氏の"Make America Great Again"というのは、そういうことだ。
プーチンや習近平はそれを待っているのだろう。
そして、実際にそうなる可能性は大きい。

トランプ氏がNATOの事しか言わないのは、日本や韓国はNATO以下の存在だと思っているからだ。

みんな分かってるんだろうか。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) |

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