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2024.02.08 Thursday
AIDAS
AIDASというのは、生成AIを使ってやりとりし、新しい発見をするというようなことらしい。
最初の2文字は文字通りAIのこと。 次のDはDesign、設計のことで、AはAction、購買のこと、そして最後のSはShare、共有ということだ。 つまり、生成AIとの対話によって、顧客が自ら設計(画像生成)して、購入し、それを共有するというプロセス。 これをクルマのデザインにも使えるというのが、ホンダの北米でのEVの発表。 来場者がスマホで特設サイトにアクセスして、乗り物(クルマ、バイク、飛行機)、自分の夢を文章で入力すると、それを具現化したような乗り物の画像が生成される、という具合。 まあ、実際のクルマとはだいぶかけ離れているが、近未来を感じるということだろう。 生成AIは画像も生成できるので、そういうことが可能になる。 実際にJapan Mobility Show 2023でも、生成AIを使ったデモを自動車メーカーがやっていたらしい。 デザイナーが設計するときのアイデアのもとになる画像が、簡単にできるということだ。 実際にはデザインにはいろんな制約がある。 空力や騒音、強度、実際の乗り降りのしやすさなど、考慮すべきことが多い。 フロントグリルのライトの形やウィンカーなどの装備の制約もあるだろう。 だから、イメージの絵と実際に出来上がったクルマはだいぶ変わってしまう。 それでも、生成AIがたくさんのイメージを作ってくれたら、開発時間は短縮するだろう。 そこに、顧客の意見も反映されたら、いいかもしれない。 アンケートなどでは表せないものがあるからだ。 生成AIは、そういうふうに使われていく。 モデルを使わず、生成AIが作った画像を使うなどの動きはもう始まっている。 実際に撮影をする必要がないので、経費は安くなるのだろう。 そういうクリエイティブな領域は、今まで人間の世界だった。 でも、学習機能がある生成AIなら、こういう人が作りたいというひな型の画像を学習させれば、好みも反映できる。 思わぬところで、人間の仕事が減っていく。 生成AIの活用はどうなっていくのか、今の若い人たちは大変だ。 |
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