考えたこと2

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アメリカのエネルギー転換
日本のマスコミを見ていて、今の脱炭素とかグリーンなんとかというものの扱いがオカシイのではないかと思う。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)には「グリーンエネルギーへの道、ますます険しく 石油・ガスからの脱却コストさらに高じ、実現は一段と遠のく様相」という記事が出ている。

書き出しは、「エネルギー転換」に現実の厳しさがのしかかっている、というもの。

実際、再生可能エネルギー100%というようなお題目は、現実的には無理だ。
不安定な再生可能エネルギーを100%にするためには、発電した電気を貯めておくことが必須だが、そのコストは発電の何万倍もかかる。
原理的には可能だが、そんな電気代は払いたくない人が多いだろうし、現状ではそれだけの資源もない。
今年は賦課金は値下がりしたが、それでも世帯当たり6700円ほど取られている。
そのお金はずっと再エネ業者に支払われている。
設置したらあとは自然任せの発電なのに、なぜ延々と賦課金が支払われるのか、そんな疑問を呈するマスコミも皆無。

もちろん、再エネ発電業者はそんなことは言わない。
おそらくわかっているのだろうが、再エネは儲けのタネだから言わないのだ。

でも、アメリカは事情が違う。
立場はどうあれ、ちゃんと事実を報道しているマスコミがある。

「「エネルギー転換」に現実の厳しさがのしかかっている。

 複数の洋上風力発電プロジェクトが中止となり、再生可能エネルギー企業の株価は大幅安となっている。米国では電気自動車(EV)需要の低迷を受けて、自動車メーカーがEV計画を縮小している。

 一方、巨額の利益を上げている石油・ガス企業は大型買収に相次いで乗り出し、化石燃料が廃れるのはまだ先という考えを強力に推し進めている。温暖化ガスの排出量は今年、過去最高を記録すると予想する研究者もいる。」

これがアメリカの現実だろう。

日本はGX(グリーン・トランスフォーメーション)というプロジェクトを始めたが、ほとんどの国民の関心はない。
野党も関心があるようにはみえない。
ただ、環境という言葉に飛びついているだけのようにみえる。

ここに来て、エネルギー安全保障という言葉は出始めたが、そのために一番大事だと思われる原子力発電の活用については、あまり聞いたことがない。
いまだに福島原発の処理水を汚染水と言っている風評加害者はいるが…。

こんなことに無駄なお金を使っていると、若い人たちが疲弊してしまう。

本当にナントカならないのかと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:51 | comments(0) | trackbacks(0) |

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