考えたこと2

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無給のパラリーガル
一昨日アメリカのAI失業について書いたが、日本でもぼちぼちAIを活用したサービスが出てきた。
弁護士ドットコムなどの、法務業務の合理化をするリーガルテック企業が、その種のサービスをやり始めた。
きっかけは、法務省が「企業間で結ぶ契約書をAIでチェックするサービスは、弁護士法に抵触しないとする指針を公表した」こと。
すでにその種のサービスはあったのだが、これで本格的になる。
今後、AIを用いたソフトウェアなどの開発が進むと期待されている。

ネックになっていたのは弁護士法で、弁護士以外の者が、有償で法律事務を行うことを禁止するという条項。
事実上、契約書のチェックサービスは法律業務に当たらない、ということだ。

サービスの内容は、条文修正アシストというもの。
ChatGPTを使って条文をチェックするサービス。
すでに3000社が契約しているという。

「無給のパラリーガル」というのは、ChatGPTにどんな質問(プロンプト)をしたら、正しい答えが返ってくるかという講習のことだ。
大手の弁護士事務所ではなく、個人でやっているような弁護士も、自分でパラリーガル(弁護士のアシスタント)の仕事をChatGPTにしてもらう、という目的。
そんな時代がやってくる。

そのうち、裁判所で弁護をしたり、被害者、加害者に接見したりする仕事以外の業務はAIに取って代わられるだろう。
仕事の元になる法律や凡例さえ学習すればいいからだ。

これは士業全体に広がっていくだろうと思う。
すでに、税理士、司法書士、会計士、行政書士などのアシスタントとして、ChatGPTは使えるということだ。
ということは、いずれAIは並の人間より賢くなるだろうということで、主な仕事は依頼者がネットで入力したらできる、という時代が来る。

それを邪魔しているのが、時代遅れの法律だ。

少子化で労働人口が減る日本。
前向きな仕事に人を投入するために、士業は減らしていかないといけない。

早い法改正が望まれると思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:45 | comments(0) | trackbacks(0) |

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