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2023.09.19 Tuesday
ペーハー
phという科学の単位で、7より小さいと酸性、大きいとアルカリ性を表すもの。
ペーハーと読むのが普通だと思っていた。 ドイツ語読みだそうだ。 今日ネットを見ていたらphをピーエイチと読むのが現代の読み方と書いてあった。 ピーエイチでは何となく値打ちがない。 その他にも教科書で変わっているものが書いてあった。 鎌倉幕府の成立は1192年だったが、今は1185年だ。 「いい国作ろう鎌倉幕府」という語呂合わせは意味がなくなった。 仁徳天皇陵は大仙陵古墳だし、江戸時代の身分制度の士農工商は教科書では習わない。 日本初の貨幣は和同開珎だったが、今は富本銭という。 世界最古の人類はアウストラロピテクスだったが、今はサヘラントロプス・チャキデンシス。 四大工業地帯は一つ減って三大工業地帯になった。 京浜、中京、阪神になって、北九州は消えてしまった。 太陽系の惑星の数は9個だったが、8個に減った。冥王星は惑星から外された。 松尾芭蕉の奥の細道は、「おくのほそ道」になった。 なんで道だけ残ったのかは不明。 英語で自己紹介するときは「My neme is…」と習ったが、今は「I am…」というらしい。 息子に聞いたら、ペーハーとは言わずピーエイチと習ったとのこと。 Vはボルト、Aはアンペア、mはメートルという通例だから、phをピーエイチというのはちょっとなあ。 いろんなことが、変わっていく。 過去のことさえ、解釈が変わったり、新しい事実が発見されたりすると変わる。 そういえば、うちの父は「the」を」「テヘ」と習ったと言っていた。 教師も読み方が分からなかったのだろう。 戦前か、戦後すぐの話だったと思う。 前にも書いたが、卒業式の定番だった「仰げば尊し」の「今こそわかれめ」など、「分かれ目」だとずっと思っていた。 これが係り結びhttp://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/?eid=233087で「こそ〜め」になって、「別れむ」が「別れめ」に強調されているというのが本当。 今は別れよう、という意味だった。 もう歌われなくなって久しいから、この歌も消えてなくなる運命だろう。 でも、この歌詞で「係り結び」というものが実感できた。 もう47歳になっていたが…。 でも、高校の科目が増え、古典は習わな人が増えた。 入試で古典をなくす大学も多い。 しかし、古典は習うべきだと思う。 歴史も地理も経済も倫理も大事だが、それらの時間を削ってでも古典を必修にしたらいい。 話がそれた。 歌は世に連れ、世は歌につれというが、教科書も世に連れて変わっていく。 |
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