![]() |
2023.06.16 Friday
コロナ対策の悪影響
何度か書いたが、母の認知症がひどくなったのはコロナ対策のせいもある。
施設の面会は制限され、当時入院中だった病院は顔を見ることもままならなかった。 認知症がどんどん進行するのは、人と会わせないからだろう。 そんなの、高齢者施設や病院の人などわかっているはすだ。 そう思っていたら、昨日Yahooニュースに記事があった。 「新型コロナ禍による生活の変化で医療・介護施設の70%が認知症の人の状態に「影響が生じた」と認識していることが15日までに、広島大と日本老年医学会の全国調査で分かった。施設の感染対策による面会制限や外出自粛などが、認知機能の低下といった悪影響を与えたとみられる。」 それでも大学のセンセイはまだ「病院や施設ではどの程度の対策を行うか、難しいかじ取りが迫られる」と言っている。 この期に及んで、まだどっちが大事かわからない。 今回の調査は1月〜2月に実施して、995施設から回答を得ている。 「影響が生じたと回答した施設は2020年の1回目は39%、21年の2回目は53%と回を重ねるごとに増加した。」 それはそうだろう。 長期になればなるほど、症状はひどくなる。 母はコロナ禍の入院中にケアマネさんが様子を見に行って、もうサービス付き高齢者向け住宅では面倒を見きれない、と言われた。 たしかに、自由に外に出られる状況ではもう無理ということだったと思う。 あの3ヶ月の入院が、そうさせたとも言える。 もう誰が行っても本人はわからない。 そうやって、だんだんと老いていく。 本当にコロナの犠牲者だと思う。 |
![]() |