考えたこと2

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恨むか、申し訳ないか
こないだ2時間ドラマの再放送を見ていたら、認知症で寝たきりの母親とその介護の息子が出てきた。
刑事もので、結局は介護している息子が犯人だったというストーリー。

自宅で介護していて、非常に大変だという背景がある。
その中で刑事の上司が、実は自分の母親も認知症で施設に入っている、という。
一時は警察をやめて、自宅で介護をしようと思ったのだが、それも限界だった。
介護施設に入れるかどうかというときに、こういう言葉を聞いたという。

「もしも自宅介護を続ければ、きっとあなたは母親を恨むようになるだろう。施設に入れたら、母親に申し訳なく思うようになる。そのどちらかを選ばないといけない。」

もちろん、経済的な問題もあるが、これは真実だと思う。
上司は「申し訳ない」方を選んだということだ。

実家で母が一人暮らしをしているときから、時々行って会っていた。
まだまだまともだった頃だ。
そこからサービス付き高齢者住宅に入居した。
それは母の意思だった。
弟と二人で、軽トラック1台で引越しした。

母はそこが終の棲家になると思っていたが、だんだんと認知症が進み、一度目の大腿骨頭骨折。
病院でリハビリをやっているときに、認知がだいぶ進んだ。
とどめを刺したのが、コロナになってからの二度目の大腿骨頭骨折。
3か月ほどほとんど会えなかった。
リハビリを終えて、帰ったところは今の施設だ。
サービス付き高齢者住宅のケアマネが入院中に会いに行って、もう無理だという結論で、探して入ったところ。

脊柱管狭窄症になって、会いに行っていないが、申し訳なく思っている。
幸い、年金でほぼまかなえているから、そこに住んでいる。

前にも書いたが、生きているというより、まだ死んでないという状態。
会いに行っても、仮面のような顔をしている。

会うときは昔の写真を持っていくのだが、調子がいいと少し笑うこともある。

だんだんと足も萎えて、車いすの生活になった。
ほとんど寝たきりだと思う。

本当に申し訳ないと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) |

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