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2023.05.15 Monday
環境社会主義
欧州は気候変動の聖地だ。
欧州各国は気候変動に熱心だし、実際に政府も金を出しているし、今まで主導的な役割を演じてきた。 ドイツでは、環境保護政党である緑の党が政権を担っているし、再生可能エネルギーの導入にも熱心だ。 今まで、地球温暖化のニュースはほぼ欧州から出てきていると思う。 サンゴ礁が減っているとか、シロクマが困っているとか、フェイクニュースも多い。 それはなぜなのかというと、欧州は東西が一緒になって、旧社会主義の国々が存在するからだと思う。 ベルリンの壁が崩壊して、社会主義は負けたということになった。 ソ連から次々と連邦国が独立して、ソビエト連邦は崩壊した。 そして、元々は東側だった国々が西欧にひっついたのだ。 元々東ドイツの党だった緑の党は躍進し、政権を取るに至った。 反原発が政権の最も大事な理想であり、エネルギー価格が高騰している今に至っても、残っている3機の原発を止めて、脱原発を達成した。 これらの一連の動きは、旧東側の国々の人々が資本主義に対してアレルギーを持っているからだと思う。 今さら負けた社会主義を持ち出してもダメだから、環境とひっついたのだ。 そんな風に解説しているサイトはたくさんある。 アダム・スミスが言った、「見えざる手」を認めない人たちだ。 人間は十分に賢く、世界をコントロールできるし、それが正しいと思っている人たち。 「正義」を振りかざす人たちだ。 実際、今では「気候正義」という言葉もある。 ESGを守る会社は、正義を行っていると言わんばかり。 でも、それは間違っていると思う。 人間はそんなに賢くない。 それは奢りだろう。 結局、自由に任せて市場原理で解決するしかないと思う。 少なくとも、明らかにおかしいこと以外は、ルールをできるだけ減らすことだ。 そういうことを歴史は証明してきたと思う。 もちろん、すべて自由にというわけではない。 でも、人間の力を過信してはいけないということだ。 |
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