考えたこと2

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Blue Giant
連休の最終日に、近所の映画館でやっていた「Blue Giant」を見た。
ジャズのミュージシャンを目指す若者の映画だ。
5日間ほどの限定上映。
次男が見て、これはベストだと言っていたので見たかったのだが、なかなかやっているところが見つからなかった。

小さなスクリーンだったが、この映画は音が大事。
特別音響、ということで前にスピーカーが置かれていた。

この映画は主人公がテナーサックスプレイヤー。
楽器歴3年でほとんど我流で学んだという。
このあたりはちょっと無理があると思うが、アニメだからOKだ。

トリオでの演奏で、残り2人は主人公がライブハウスで見つけた、4歳からやっているピアノと、トリオを組んだときからドラムを叩き始めた旧友。
ドラムが素人というのも無理があると思うが、アニメだからOK。

音楽はジャズピアノで有名な上原ひろみ。
実際にトリオでプレイしている。
この音楽がストーリーと相まって没入できる。

圧巻はクライマックスのライブ。
この場面では本当に音楽のチカラを感じる。
2D、3Dの画面と音楽が融合している。

ライブが終わったら拍手をしたくなるのだが、この上映は拍手禁止だった。
拍手OKのところもあるらしい。

ジャズはあまり今の若い人たちには受け入れられていない、と劇中でも説明される。
今はイントロなし、サビから入り、3分程度で終わる、という曲しか流行らないという時代。
ジャズのように、テーマがあって、アドリブを回すというような冗長な音楽は好まれない。
だいたい、ライブではいつ終わるかもわからないのだ。
タイパ(タイムパフォーマンス)重視というような、早送りで映画を見るような世代には向いていない。

達人たちが音楽で会話する、という感覚はオーディエンスにも伝わる。
それがいいのだ。

見に来ている人たちは、若くても30代後半くらい。
高齢者が多かった。

エンドロールで立つ人は一人もいなかった。

アニメとジャズの融合という新しいジャンルを作ったと思う。


| hdsnght1957kgkt | 映画・舞台 | 21:10 | comments(0) | trackbacks(0) |

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