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2023.04.13 Thursday
コロナ病床確保事業
日経によると、コロナで病床を確保すると支払われる補助金に不正があり、改善を求めたとのこと。
なんで今頃と思うが、過ちを正すのはいいことだ。 病院にとっては、コロナ対応で病床を割くほど、補助金で儲かる構図になっている。 それで、一般の患者が受け入れられず、去年から超過死亡が激増しているということではないか。 コロナの死者をあれほど数え、毎日発表していたマスコミも、超過死亡のニュースは全く発表しない。 どうなっているのか。 病床確保料というのが補助金の名目。 検査員によると2020〜2021年で3兆3660億円が3483医療機関に支払われたとのこと。 1医療機関あたり、約10億円という金額。 先進国で結果的に被害が最小の国で、この補助金の額。 びっくりする。 病床確保料は、以下の3つのケースで不備が指摘された。 1.患者受け入れ態勢ができていない病床でも交付 2.もともと空床でも交付 3.一部で高めの補助金額となっている いずれのケースも悪質だ。 コロナといえば何でも通ると思っていたのか。 制度の不備として、確保態勢の整備を明示しなくても良かった点、もともとの病床の稼働率に関係なく交付した点、集中治療室1床で1日最大43万6千円を交付したが、大病院の6割で診療報酬より確保料の方が高い、ということで、患者を受け入れないほうが得、ということになっていた点が指摘事項。 医は仁術と思っていたが、これでは医は算術だ。 これで普通の病気の患者を、コロナの空き病床確保を理由に受け入れを拒否していたとすれば、金儲けのために入院させなかったということになる。 そういえば、こないだ来た一人暮らしの学生が、インフルエンザで40度の熱が2日間続いて、もうだめだと思って救急車を呼んだら、病院も救急隊員もあしらいが冷たくてひどいと言っていた。 そんなことも、コロナの空き病床確保の影響だったのかもしれない。 いずれにしても、コロナ対策で国民の税金から湯水のように使ったお金だが、返還請求をちゃんとすべきだ。 |
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