考えたこと2

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金打
金を打つと書いて、きんちょうと読む。
武士の作法の一つ。
鬼平犯科帳のドラマで出てきた。

盗みはするが、血は一滴も流さず、取られた方もそれがもとで潰れたりしない、という盗人と鬼平が約束をする。
その時、盗人が鞘から少し刀身を抜いて、小柄を刃に当てて音を出す。
盗人が鬼平に懇願し、鬼平も刀を少し抜いて同じ動作をした。
これが金打だ。
それは決して約束を破らない、という意味だ。

これが武士の作法だったらしい。
子供の指切りみたいなものだ。

なんだか、カッコいい仕草。
日本は単一民族国家だから、阿吽の呼吸で物事が決まる。
その一例みたいなものだ。

多民族国家だとそうはいかない。
事細かに約束の内容を書いて、契約を交わす。
今のアメリカだ。

どちらがいいかは時と場合による。
でも、今の日本を見ていると、あまりにもいい加減なように見える。
法律の本文はザルみたいのスカスカで、何でも政令で官僚が好きなように決めるという形。
いろんな政令が入れ子みたいになっていて、一般の人が読んでもなかなかわからない。
そんなことばかりだ。

鬼平のように、ちゃんとした志を持っている人ばかりなら、日本式でいいのだろう。
でも、残念ながらそんな人が減った。
国民負担率がほぼ50%だというのに、生活は貧しい。
税金を使いすぎなのだ。

もう金打の時代は終わったのかもしれない。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:14 | comments(0) | trackbacks(0) |

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