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2023.02.07 Tuesday
異次元の子育て支援
異次元の子育て支援という言葉をしばらく前に聞いた。
なんだかバラまきの対象になっているようにも思うが、まずやるべきは現役世代の手取りの給料を上げることだと思う。 額面は変えなくてもいいのだ。 そのために、社会保障の負担の比率を受益者にもう少し移すということになる。 現役世代の年収が、独身で400万円の場合、住民税は18万円、所得税は8.5万円、厚生年金保険料36万円、健康保険料19.5万円で、手取りは317万円になる。 国税、地方税を合わせたよりも、年金、保険の負担が税金の倍になっている。 若い人サラリーマンはそういうことを知っているのだろうか。 与党や野党、いろいろいるが、国政の場でこういうことを問題にする人はほとんどいない。 維新がちょっと言っているだけ。 給料が安いというが、それは企業もわかっている。 それら企業の組合すら、健康保険や年金が高すぎるとは言わない。 まあ、高齢者を支えているということだからだろう。 しかし、これだけ負担が大きく、社会的な問題にもなっているのなら、そういう声が出てもいいはずだ。 企業に給料を上げろと言ってもそんなことは企業の勝手。 国が口を出して上げられるものでもない。 しかし、健康保険と厚生年金は簡単に下げられる。 厚労省は制度の維持に熱心だが、現役世代はとてもそんなことには耐えられない。 それが若い人たちが結婚できないことにつながり、それが少子化にもつながっているのだと思う。 社会保険料を下げて、困る高齢者はどうするのかという声もあるだろう。 もちろん、無駄をやめるのも大事。歳出削減だ。 そして、消費税を上げるしかないと思う。 社会保険料は現役世代に負担が大きすぎるので、必要なお金は広く薄く全員から平等に取るものであるべきだ。 それは今の制度では消費税しかない。 年金生活者からも取れるのだから、こんな公平な税はない。 いまの社会保険は、世代間の不公平が大きすぎるのだ。 こんな制度が持つわけがない。 破綻する前に、何とかしようと考える政治家はいないのか。 |
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