考えたこと2

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うさんくさいESG
経済学部の学生の相談で、学業のことを聞いた。
企業のESGについて研究しているとのこと。
E,S,Gのそれぞれの意味を説明してくれて、長期的に成長するためには、それらを大事にしないといけないのだ、という。
Eは環境、Sは社会、Gは統治という意味だ。
環境を大事にして、社会的に正しいことをして、社内の統治体制をちゃんとする、ということになる。
これらESGに力を入れている会社に投資をしよう、ということだ。

ちょうど「日本における一方的なESG礼賛」の記事を見ていたので、なるほどと思った。
大学で研究していることを否定などできないから、ふーん、と聞いておいて、それでも最近はそれらに批判的な意見もあるらしいから、一度調べてみたら…、と話した。
意外そうな顔をしたところを見ると、学生は一方的礼賛のクチなんだと思う。

それ以上は何も言わず、相談をしたのだが、それで自分の若い頃を思い出した。
以前書いたことはあるが、若い頃は反体制だった。
石川達三が出発点。

中学の頃のベトナム戦争では、新聞もメディアも反米の立場が多く、アメリカは悪いと思っていた。
高校時代は文字通り反体制だった。
太宰治を読んで革命という言葉に憧れたりした。
その当時は多くの若者がそうだったと思う。

会社に入って、政治のことなど考えなくなって、しばらくして偶然山本七平の本を読んだ。
それがきっかけで、若い頃の考えが間違っていたと思った。
山本の著作は多いが、ほとんど読んだ。
当時はアマゾンなどなく、本屋で山本の名をみつけたら買っていた。
その後渡部昇一や、岸田秀などを読み漁った。

そんなことを思い出して、きっとあの学生もいつかは若い頃を思い出して、考えが変わるだろうと思った。

ぼくが間違っているのかもしれないが…。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:33 | comments(0) | trackbacks(0) |

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