考えたこと2

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共通テスト
今日から共通テスト。
朝大学に行ったら、受験生が来ていた。
ぼくらの頃は共通のテストなどなかった。
各大学が入試を実施していた時代。
AO入試などないし、推薦入試などもほとんどなかった。
受験生が多かったし、大学が少なかったから、志願者を確保するのに苦労しなかった時代。
18歳人口が150万人程度だった。

その後18歳人口は増え続け、大学数も増えた。
1992年がピークで18歳人口は205万人。
大学入学者数は20万人増えて80万人。
まだまだ浪人も多く、受験地獄と言われた時代。

そこから18歳人口は減ったが、大学はそのままで、結果的にどんどん大学には入りやすくなった。
入試の種類が増え、AO入試、推薦入試、一般入試、センター試験利用、そして今は共通テストと増えた。

ぼくが大学受験の頃は入試は冬の風物詩だったが、今は夏休みくらいからずっとある。
AO入試、推薦入試の学校推薦、自己推薦などだ。
大学に行く人の数が50%を超えて、ほとんどの人が入学定員上は大学に行けるようになった。

今は下位の大学にとっては、受験生はお客様だ。
昔とは全く違う。
あの手この手で、入学させようとする。

ある大学は、一つの学部を受ける機会が最大で14回あることを自慢していた。
AO、推薦、一般入試のA日程、B日程などを組み合わせると、14回受けられた。
要するに、定員を細かく分けて受験機会を増やし、たくさん受験料を取るためだ。
その大学は1回入試をやると、一つ学部を作れるくらいの収入があると聞いた。

要するに、入試は金儲けなのだ。
多様性の名を借りた金儲け。
実際は入試はあるレベルを保証するのも目的だ。
でも、そんな事は言っていられない。
入学者の確保が第一になる。

そんな状態で、ちゃんとした教育ができるわけがない。
今回の共通テストは、どういう位置づけなのかわからないが…。

そんなことを考えて、受験生たちを見ていた。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:34 | comments(0) | trackbacks(0) |

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