考えたこと2

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温暖化の影響
今朝は外に出してあったサンダルに氷がはっていた。
おお、珍しいと思って通勤したら、ちょうど歩いているときに細かいあられが降ってきた。
濡れずに済んでよかったが、やはり今朝は寒かった。

そういえば、長いことあられも見ていなかった。
学生時代は雪もあられも冬に見た覚えがあるが、最近では珍しい。

都市部はコンクリートが蓄熱する温室効果で、非常に温暖化している。
雪が降らなくなったから、生活はしやすくなった。
これは温暖化の恩恵だ。

実際は温暖化で失われる命よりも、助かる命の方が多い。
寒さのほうがこたえるのだ。
IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)の報告書には、その事実は都合が悪いらしく、ちょっとだけ出ているらしい。

農作物も温暖化すればよく育つ。
今まで気温が低くて作れなかった作物が、作れるようになったりする。
北海道の米ももっとよくなる。

実質的に、日本のような温帯ではそれほど影響はない。
東京の気温が九州並みになる、ということだ。
北海道では雪まつりはできなくなるかもしれないが、膨大な積雪対策の予算は減り、冬の暖房費は減る。
カナダやロシアのような寒い地域の国は、温暖化の恩恵を受ける。
北極海も船で通れるようになる。
だから、プーチンは地球温暖化などには関心がない。

海水面が上がる言っても、年に1センチほど。
十分に対応可能だ。

だから、今回のエジプトの温暖化会議では先進国は補償を求められた。
今まで温暖化の悪影響を散々言ってきたのだから、それは仕方ない。
結局は、温暖化を和らげる努力はするものの、1.5度目標は報告書から消えた。
その代わりに補償の問題が入ったのだ。

途上国はこれから石炭や石油を使って発展したいと思っているのだ。
それを先進国が使うな、という話は無理だろう。
100年後にちょっと暑くなる、ということのために、安いエネルギーを使わずに生活しろというのは、先進国のわがままだ、ということになる。

さらに、日本が膨大なお金をかけて、CO2の排出をゼロにしたとしても、たかだか3%の寄与しかないから100年後の温度は0.1度も下がらない。
それなら、クリーンコールの技術を輸出して、途上国の燃焼効率を上げるほうがよほどマシ。
日本はかなり省エネしているから、CO2を1単位減らすためのコストは世界で一番高いのだ。

来年は産油国のアラブ首長国連邦でCOPが開催される。
もっと補償の問題がクローズアップされるだろう。

この問題、欧州が中心でやっているが、どうなっていくのかわからなくなった。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 01:07 | comments(0) | trackbacks(0) |

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