考えたこと2

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介護職の転職
卒業生で今は地元で介護職をやっている卒業生が来た。
卒業証明書をもらうためだ。

今年の4月に卒業したばかり。
半年ほどで転職を計画している。
話に来てくれたので、理由を聞いた。

今は特別養護老人ホームでシフト勤務だという。
きつい仕事だ。

やっていて、入居者の人たちを見ると、気の毒だという。
認知がひどく、もう食べさせるだけの人もいる。
家族が来てもわからない。
2年位一度も家族が来ない人もいる。

そういう入居者にサポートが必要になって、お金がいるという時は電話をかけて了承を取る。
こころよく了承してくれるが、家族は来ない。
来ても、入居者は家族のこともがわからないからだ。
遠方にいればなおさらだ。

糖尿病のひどい入居者は、足が腐ってくるという。
そういう入居者も見ないといけない。

生きている意味を考えさせられるという。
どうしてこんなになっても生きていないといけないのか、ということだ。
自分なら嫌だと思うのだ。

そこは看取りの契約をしているとのこと。
看取りだから、積極治療はしない。
死んでいくに任せるのだろう。
もうすぐだな、という入居者は注意する。
こないだ、夜中に一人亡くなったとのこと。

ぼくは、そんな仕事を若い人にやらせない方がいいと思う。
体力的なきつさより、精神的にきついことが重い。
そういう現場にいる人たちは、そうまでして生きさせないといけないのか、と本心では思っていると思う。

今の日本では、生きていることだけに価値を置いている。
生の質など関係ない。
ただ生きていればいい。
それでお金が入る人たちがいるからだろう。
高齢になるほど、医療費、介護費が膨大になる。

こんな社会はもたないと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:41 | comments(0) | trackbacks(0) |

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